文房具を買いに [家具・文房具]
片岡義男氏が自分の好きな文房具を自分で撮った写真とその文房具にまつわるエッセイで構成されています。
私自身、文房具が大好きで、東急ハンズの文具売り場や、Office Depotなんかで、よく暇つぶしをしています。そんなこともあり、本書を買ったのですが、片岡さんと私とでは、文房具の好みが若干違うことがわかりました。私はちょっと小粋な機能のついたモノや多機能に使えるようなものがすきなので、どちらかといえば機能重視なのに対して、片岡さんはデザインを重視されているようです。
本自体は、きれいな写真集といったできで、きれいな写真を眺めていると幸せな気分になれます。中には、少ししんみりするような懐かしい気分になる写真もあったります。それは、鉄製の筆箱風の箱に、木でできた小さな動物の積み木がたくさん入っている写真で、ふと、自分もこの積み木を持っていたのを思い出し、懐かしく感じてしまいました。
外国製のリーガルパッドを何冊も積み重ねた写真も印象的でした。私自身はアメリカに住んでいたときにリーガルパッドを使っていても、あまり美しいと感じていなかったのですが、こうして改めてみると、外国への憧れみたいなものが思い出されました。
この本で紹介されている文房具を実用で買おうとはあまり思いませんでしたが、美しい文房具を見て楽しむという面では、楽しめる本だと思います。
同じ本を読んで、
同じような感想を持ちましたので、
TBさせていただきました。
やっぱり、機能の楽しさも文房具のよさですよね。
by ハムりんの読書 (2005-10-11 21:47)
コメントとTBありがとうございます。機能の楽しさがデザインを凌駕してしまうときが結構あるように思ってます。私にとっては、機能とデザインとできるだけ両立してほしいと思いつつ、機能が優れているとデザインが気にならないときの方が多いです。
by Tomo (2005-10-11 22:57)