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ハリケーン「カトリーナ」 [ニュース]

アメリカを襲った「カトリーナ」の被害が報道されています。

現在避難できずに取り残されている人は、避難勧告を受けても避難できなかった車を持たない貧困層が大多数のようです。つい先日、アメリカの貧困層の割合が12%になったとの報道があった直後だけに、アメリカ社会の貧富の差が改めて浮き彫りになってしまった気がします。


[ワシントン 30日 ロイター]2004年の米人口に占める貧困層の割合は12.7%で前年の12.5%から上昇。貧困層は前年から110万人増加して3700万人となった。

 国勢調査局の定義によると、貧困ラインは、世帯年収が4人家族で1万9037ドル、3人家族で1万5067ドル、2人家族で1万2334ドル、個人で9645ドル。


アメリカは国内に発展途上国を抱えていると言われています。街を見ても分かりますが、中央部にビジネス街、官庁街があり、その周りを貧困層のすむ地域が囲み、さらにその外に中間~富裕層の住むベッドタウンが広がっています。貧困層のすむ地域には車でもあまり行かないように言われましたが、少しでも入ってみると郊外の美しい家々に比べようもない町並み、雰囲気に驚きます。

今回は政府の対応も遅れたように思えますが、これだけの被害を見るとアメリカの抱える潜在的な危うさのような物が見えてしまったきがしました。特に暴動・略奪が横行しているのを目の当たりにすると、もの悲しい気持ちにさせられます。それに、これが今世界で起こっていることの縮図のような気がするのも心を暗くします。

アメリカではすでに企業などを中心にチャリティが動き始めています。アメリカの貧困の問題に心が痛む一方で、こうしたアメリカのチャリティの動きなど見ると、その懐の深さについてはいつも希望を感じさせられます。

職場の同僚と話しをし、何か自分たちにできることがないか考え、寄付を募ることにしました。アメリカで働いていたり、勉強していた人が多くいる職場なので、そうした人を中心に呼びかけるつもりです。アメリカに触れた者として、これからも何かできることがないか考えてみたいと思っています。


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