「手帳ブログ」のススメ [手帳]
ブログを手帳にしてしまおう、そして成功しようという本です。
著者の大橋さんは私もよくのぞいている「シゴタノ!」というブログを公開している方ですので、実践に基づいたブログ活用論で満載です。
この本は、手帳を使って夢をかなえたいという人で、ブログを始めて見たいという人と両方の思いを持った人に最適の本です。
フランクリン手帳や熊谷手帳と通じるところがありますが、実現したい「ありたい自分」を明確にし、わくわくするようなゴールを描き、そこに近づくための日々の行動を記録する。それを読み返していくことで、書いた気づきや失敗を繰り返さないための反省を習慣にしていくというサイクルを生み出すのが「手帳ブログ」のコンセプトだと理解しました。
キーは毎日書き続けることと、振り返ることにあるようで、本書でも毎日書き続けるための秘訣がたくさん紹介されています。まずなんでブログを書いているのか目的をはっきりする、書き続けられるテーマを見つけるといった大きなことから、ネタ帳を作る、他の習慣に合わせてブログを書くといったブログの更新を習慣化するための工夫まで幅広くカバーされています。
記憶というものはバイアスがかかってしまうことから記録に残すことで、日々の気づきなど後で見直すときに価値を発揮すること、目に見えない思考を見える形にすることで、自分の関心を浮き彫りにし、創造性や生産効率を高めるなど、メモに残す代わりにブログに残していこうという趣旨はよく理解できましたし、手帳やノートに書くよりもあとで読みやすかったり検索できたりする利点がブログにはあると思います。
アメリカで仕事してた頃、その日にやったことや、書いたメール、今後のフォロー事項などをBlogに書いて保存していました。.MacアカウントとiBlogを使って書いていましたので、パスワード保護にして、もっぱら自分だけが活用していました。ゆくゆくは関係者に公開してコメントなどで仕事のやりとりもしてみようと思ったのですが、iBlogにはコメント機能がないので、結局やめました。(外部サーバーを借りる方法はありました。今のMacについてくるBlogソフトは道なんでしょうね。)毎日書くことで、良い振り返りにはなりましたが、目的やゴールを設定したりはしていなかったので、単なる備忘録で終わってしまいました。
職場にソフトをインストールしないで良いことから、仕事の連絡用にBlogを使うのはありなんじゃないかといつも思っています。今度試してみたいと思っています。
わかりやすくまとめていただきありがとうございます!
誰よりも僕自身がブログから様々な恩恵を受けているので、そのおすそわけのつもりで書きましたし、今のブログも結果的にそうなっていると思っています。
ブログがTomoさんの人生にいっそう役に立ちますように。。
by 大橋 悦夫 (2006-06-20 01:48)
こうやって、本の感想を書いて、著者の方にコメントいただけるなんて、ブログをやっていて本当に良かったと思います。大橋さんありがとうございました。
私の場合は、また仕事を通じた自己向上にブログを活かせるまでにはなっていませんが、少なくとも読んだ本の感想や学んだことをブログに書くようになって、本の読み方、残りかたが変わってきたと思います。この本で学んだことも、少しずつ実践していきたいと思っています。ありがとうございました。
by Tomo (2006-06-21 00:25)