ユダヤ人大富豪の教えⅡ [読書(マネー)]
以前読んだユダヤ人大富豪の教えのパート2にあたる本です。
ユダヤ人大富豪の教え〈2〉さらに幸せな金持ちになる12のレッスン
- 作者: 本田 健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/06
- メディア: 文庫
アメリカで出会ったゲラー氏から幸せな人生を生きるための知恵を授けられた主人公ですが、日本に帰って平凡な日々に戻ります。怠惰な1年がすぎた頃、ゲラー氏から手紙を受け取ります。そこには、友人のスイス人のバンカーを紹介するので、教えを請いに行くようにとあり、2週間以内にスイスの指定の場所に行くように指示されます。
主人公は、再度訪れたチャンスをものにするため、お金を集めてスイスに旅立ちます。
スイスでは、お金に関するレッスンをゲラー氏と一緒に受けたというスイス人銀行家ホフマン氏の家に泊まりこみ、さらなるお金に関するレッスンを受けることになります。
その教えとはお金の支配から抜け出るための教えで、お金との関係を見極め、お金に関する原体験に向き合うこと、お金の知性・感性を身につけること等々で、それぞれ主人公の体験やエピソードによって教えられるので、主人公と一緒に体験するような感覚で学んでいけます。
特に実践してみたいと思ったのが自分を動かすための五つのテクニックでした。それは、
1.自分がこのままいけば、どうなるのかをありありとイメージする。
2.自分のヒーローやヒロインを想像する。
3.なりたい自分をイメージする。そしてそのプラス面を感じ尽くす。
4.変わるためのあらゆる方策を考える。
5.今すぐできる行動リストをつくる。
でした。自分を変えたいといつも思っているのですが、遅々として進みません。このまま何年もだらだらしたくないので、一つこの方法で動機付けしてみたいと思います。
もう一つ面白かったのは、ミリオネアになるために5つの銀行口座を作ろうというものでした。一つはミリオネア口座で、これは一生引き出さないお金を入れる口座で、この口座があることで磁石のように試算を引き寄せてくれる。残りは各種支払いようの日常口座、書籍購入やセミナーに使うお金を入れておく自己投資口座、人が喜ぶプレゼントをするためのプレゼント口座、そして投資用のお金をためるための投資口座です。面白いアイデアなので、早速実行してみようと思います。今口座がちょうど5個ありますので、それを用途別にして、給料日にそれぞれに割り振っていこうと思います。日常口座だけで全部にならないように気をつけなければなりませんね。
前作と違って、試練を課されるということが少なく、主にホフマン氏から直接教えてもらうため、ダイナミズムにかけるところはありますが、それでも病院への1万フラン寄付プロジェクトを課されたり、孫娘との恋の物語があったりで最後まで興味を失わず読み進めることができます。後書きによれば、前作は著者の体験したことほぼそのままだったそうですが、本作はいろいろな人に教わったことを融合して構成したそうです。
他の金持ちになる本にも共通していますが、マインドセットというかパラダイムを変えることが重要なんだということが分かります。自分が楽しく、人を幸せにすることも共通しているような気がします。毎日少しずつでも、こうした意識を思い出せたらいいのですが。
まずは5つの口座から始めてみようと思っています。
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