「ホームズゆかりの地」案内:Aldgate East [ ┣「ゆかりの地」案内]
FSL: Aldgate East (P4)
今日はシティを中心に「ゆかりの地」を歩いてきました。まずはAldgate East駅から紹介します。
1. Commercial Street (Road), E1
「這う男」
FSLの記載: In The Creeping Man, Holmes stopped at a post office to send off a telegram. Mercer`s reply reached him that evening. It read:"HAVE VISITED THE COMMERCIAL ROAD AND SEEN DORAK. SUAVE PERSON, BOHEMIAN, ELDERLY. KEEPS LARGE GENERAL STORE."
延原訳登場シーン:途中でホームズは郵便局へ立ちよって、電報を一通打った。夜になってからその返事がきた。ホームズは読みおわると私によこした。
コマーシャル街ニドラークヲ訪ネタ」オダヤカナ老人」ボヘミア人カ」大キナ雑貨商ヲ営ム」 マーサー
「マーサーは君がいなくなってから使っている男だ。ありふれた用をたしたり、僕の手足になってよく働いてくれる。
(中略)封筒の表面にあるしるしで、それらの手紙が秘書の日常をかきみだしたものであることがわかった。いずれも発信地はコマーシャル街となっており〓ドラーク〓の署名があった。
こちらがコマーシャル街の様子です。
コマーシャル街は南北にかなり長い通りとなっています。
私がこの「這う男」で好きなところは、冒頭で紹介されるホームズがワトソンに送った電報の文句です。
「私がホームズから簡単な電報をうけとったのは、一九○三年九月初旬のある日曜日の夕刻のことだった。
「都合ヨケレバスグコイ」ワルクテモコイ」
S・H・」
これを見るたびに吹き出してしまいます。なんというか実はワトソンに依存しているホームズのちょっと子供っぽいところが出ていて、とても面白いところです。でも、これだけ見るとまるでジャイアンみたいです。
これまで紹介してきた「ホームズゆかりの地」については、ホームページ「The World of Holmes」(管理人:みっちょんさん)の、「地下鉄駅を中心にしたホームズゆかりの地案内」のコンテンツで、リストにしてくださっています。みっちょんさんありがとうございます。
現地探訪はこちらの本を基に行っています。(本文ではFSLと略しています。)
Finding Sherlock's London: Travel Guide to over 200 Sites in London
- 作者: Thomas Bruce Wheeler
- 出版社/メーカー: Iuniverse Inc
- 発売日: 2003/09
- メディア: ペーパーバック
- 出版社/メーカー: インターチャネル・ホロン
- 発売日: 1998/02/06
- メディア: ソフトウェア
その他に参考にしている本はこちら。
Sherlock Holmes in London: A Photographic Record of Conan Doyle's Stories
- 作者: Charles Viney
- 出版社/メーカー: Smithmark Pub
- 発売日: 1995/09
- メディア: ハードカバー
この本は日本語訳も出ているそうです。
シャーロック・ホームズの見たロンドン―写真に記録された名探偵の世界
- 作者: チャールズ ヴァイニー
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1997/03
- メディア: 文庫
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