図書館の死体 [読書(楽しみ)]
下宿先の図書室においてあった本を見つけてしまいました。日本人宿泊客がおいていったものだと思います。
軽く読むことのできるミステリーです。
主人公は30歳ちょっとで南部の小さな街の図書館長に就任したジョーディで、図書館で見つかった死体に巻き込まれて疑いをかけられて、自ら真犯人を捜していくというものです。
ネタバレなので、あまり詳しくは書けませんが、殺されたキリスト教原理主義者のような女性が、ゆすりのねたにしようと思っていた人物のリストが軸になって物語が進んでいきます。
リストに記されたすべての人たちが、殺人の動機を持っているため、最後までだれが真犯人かわからないスリルがあります。
主人公は非常にまじめかつ頭の回転の速い人物なので、ストーリーも迅速に展開していきます。関係者すべてがなんらかの関係を持っているというラストの設定は、少し非現実的な感は否めませんが、ストーリー展開が巧みで、あっという間にラストまで読み進んでしまいました。(朝読み始めて夕方には読み終わってました。)
どうやらこの図書館著シリーズは後3作は続いているらしいので、機会があれば読んでみたいと思いました。
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