「ホームズゆかりの地」案内:Euston [ ┣「ゆかりの地」案内]
FSL: Euston Underground Station(P20-21)
ユーストン駅はロンドンに初めてできたターミナル駅です。
1.Euston Train Station
「緋色の研究」
FSLの記載:In A Study of Scarlet, Drebber and Stangerson were seen on the Euston Station platform, presumably, waiting for the Lovepool Express.
延原訳登場シーン:そして被害者は数週間来ロンドンに滞在中のアメリカ紳士で、カンバウエルのトーキー・テラスのシャルパンティエ夫人方に下宿していたが、旅行には秘書のジョゼフ・スタンガスン氏を連れて、本月四日の火曜日にシャルパンティエ夫人に別れをつげ、リヴァプールゆき急行列車に乗るといってユーストン駅へむかった。
(中略)「・・・。三日の夜八時半ごろに、ユーストン駅であのふたりを見かけた者がありました。そしてその夜の午前二時に、ドレッバーだけが死体となって、ブリクストン通りの空家のなかで発見されたのです。」
(中略)「・・・。私はまずリヴァプールヘ電報して、スタンガスンの人相を知らせ、アメリカゆきの船舶の警戒を依頼しました。それから自分では、ユーストン駅付近のホテルと下宿屋を軒なみ調べて歩きました。」
(中略)「・・・。ユーストン駅でふたりは馬車をおりましたから、私も馬車をそこにいた子供に頼んでおいて、プラットホームまでついて行きました。
するとふたりはリヴァプールゆきの列車はどれだと車掌にたずね、いま一本出たばかりだから、つぎのはもう二、三時間しなければ出ないと車掌が答えているのが聞えました。」
「プライオリスクール」
FSLの記載:In The Priory School, Holmes, Watson, and Dr. Huxtable, left from Euston Station en route to Mackleton.
延原訳登場シーン:「いいえ、持って出たらしいです。ではホームズさん、もうそろそろユーストンの駅に行かないと……」
「馬車を呼ばせましょう。十五分だけ待ってください、支度をします。もし電報をお打ちになるのでしたら、あなたの周囲の人たちには、捜査はまだリバプールなり、その他適当なところへ向けられているように思わせておくほうがよいですよ。」
「白面の兵士」
FSLの記載:In The Blanched Soldier, Holmes and James M. Dodd were joined at Euston Station by Sir James Saunders. The three left from here on their journey to Tuxbury.
延原訳登場シーン:というわけで、日記を繰ってみると、私がジェームズ・M・ドッド氏とつれだってベドフォードシャーへやっと出かけられたのは次週のはじめだった。私たちはユーストン駅へ馬車をやる途中で、荘重で無口な、鉄灰色の容貌の紳士を拾いあげた。あらかじめ必要な打合せをしておいたのである。
ユーストン駅の前にはバスターミナルやビルなどがあります。上の写真はユーストン街の反対側から見た様子です。
駅舎自体は上の写真のような様子です。
私事ですが、去年の9月に空港から到着したのがこの駅でした。ホテルのホームページの地図ではここが近そうだったのですが、実はかなり遠く、重い荷物を持って歩き回るはめになりました。
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