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The Village [映画]

M.Night Shyamalan監督の「The Village」をDVDで見ました。

ヴィレッジ

ヴィレッジ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/04/22
  • メディア: DVD

シャマラン監督といえば、「シックスセンス」で有名な監督。彼の監督作品で初めて見たのがその「シックスセンス」で、緻密な作りと最後のどんでん返しで忘れられない映画です。ブルース・ウィリス好きも相まって、好きな映画の上位にはいると思います。

その後も「アンブレイカブル」、「サイン」と独特の雰囲気を持った映画を作り続けています。(「アンブレイカブル」は実は途中までしか見てないので、いずれ見直す必要があるのですが。)

彼の作風といえば、じわじわと恐怖を感じさせる映像や音声、所々に仕掛けられた伏線、そして終盤になって分かってくるストーリーの背後に隠された秘密でしょうか。「サイン」で感じたことは、見えない恐怖を序盤であおりつつ、意外にあっさりと恐怖の正体を映像で見せるところ。賛否両論あると思うのですが、最後まで見えない恐怖も良いのですが、こうして途中で明らかになるという意外な展開も魅力の一つだと思います。(ホアキン・フェニックスがテレビで正体をみて驚くシーンは忘れられませ。多分、同じ事があったらあんな反応になるんだろうと思いました。)

それは今作でも引き続き踏襲されています。しかし、そんなストーリーの意外性を期待して見始めたのですが、何よりも引き込まれたのは映像の美しさでした。

舞台は、外界と隔絶して暮らす人々の村。時代や場所も(最初は)分からないのですが、西部開拓時代といった雰囲気です。周りは森で囲まれ、そこには謎の怪物が暮らす場所なので、人々は森に侵入しないという掟があります。

この設定を軸に話が進むのですが、なにか仕掛けられているに違いないと謎解きに気を取られるかと思いきや、村の暮らしぶりや主役のホアキン・フェニックスとブライス・ダラス・ハワードのロマンスを描く映像の美しさに引き込まれてしまいます。

後半、事件が起こってストーリーが動き始め、徐々に謎が明らかになってくるのですが、それも二重、三重に予測を裏切ってくれるので大いに楽しめました。

ホアキン・フェニックスは、「サイン」に引き続きよい演技をしているのですが、彼以上に光っていたのはヒロインのブライス・ダラス・ハワードだったと思います。透明感のある美しさと後半に見せる強さ。完全に映画の主役だったと思います。

またバイオリンを中心としたサウンドトラックも映像同様美しく印象的なのですが、演奏をしているヒラリー・ハーンという人はまだ若い女性で、ブライス・ダラス・ハワードと同年代ということもあって映像と音楽が調和していたとボーナストラックで監督も語っていました。納得。

おすすめの映画です。



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