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日中関係の過去と将来―誤解を超えて [読書(自己啓発)]

 中国は古代の歴史は好きでいろいろ読んでいましたが、現代史はさっぱり。ということで、多少は勉強してみようと読んでみました。

日中関係の過去と将来―誤解を超えて (岩波現代文庫)

日中関係の過去と将来―誤解を超えて (岩波現代文庫)

  • 作者: 岡部 達味
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 文庫

 ちょっと前のできごとである、江沢民の訪日の背景や、愛国主義教育のことなど、表面的にしか知らなかったことが少し理解が深まったように思います。

日中国交正常化以降の日本人の中国人観の変化、悠久の歴史を持つ大人風から拝金主義へ、というのがなるほどと思いました。ただ、私が仕事でお会いした中国の人たちの印象は、大人の風格を感じさせる人が多かったり、客人のもてなし方なども徹底していて感心させられましたので、中国人でひとくくりという訳にはいかないということも感じています。

民族問題やメディア規制などもあって、今後大きく動いていく中国だと思いますが、隣国としてきちんと状況を把握していくことは重要なことだと思います。本書によれば、マスコミ報道も偏向していて、かえって日中関係を損なっているとのこともあるようですので、その点も留意が必要だと思いました。


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Pace

近すぎるのが災いするのか、近・現代の中国との
関係については不勉強な私です…。
私もTomoさんと同じく、今まで接してきた中国の方々は
皆とても聡明で、報道で見る中国人の印象とは違うんです。
国土が広大で、色んな人がいるから多面的に見る必要が
あるのですね(’’)
by Pace (2010-05-23 01:31) 

Tomo

>Paceさん、こんばんは。

私も不勉強でした。今後、もう少し勉強しないとと思いました。

このことだけではありませんが、日本のマスコミにはもう少し、高いレベルで物事を報道してもらいたいと思いました。テレビにはもう期待してませんので、新聞はもう少し頑張って欲しいです。でも、政治と一緒で、国民の求めるもののレベルによるのかもしれないですね。
by Tomo (2010-05-25 23:19) 

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