核心 [読書(楽しみ)]
久しぶりにパトリシア・コーンウェルの検死官シリーズを読んでみました。
検死官シリーズは好きなシリーズで途中までは新作が出るたびに夢中で読んでいたのですが、途中からちょっと冗長になってきたような気がして、発売されてからすぐ読むという感じではなくなっています。ということで、どこまで読んだかあまり覚えていないまま、最新作を手にしてしまいました。
読み進めてみると、どうも知らないエピソードがあって、どうやら前作を読み逃していたようですが、それはおいておいて、ストーリーを楽しもうと思ったのですが、イベントはあまり発生せず、失踪したファンドマネージャと公園で見つかった死体、謎の老婆と俳優、スカーペッタに送られた小包、といったことを中心に淡々と進んでいきます。ラストでかなり足早に展開するのですが、それまでのゆったりとした展開に比べるとかなり急に進みすぎている印象で、もう少し盛り上げてくれても良かったのにと思ってします。
以前はスカーペッタの一人称だったので、心象についてはスカーペッタのものだけが描かれていたのが、いつからか三人称になっていて、登場人物たちの思っていることも描かれていて、それもあまり明るい内容ではないのでちょっと疲れる気もしました。
本作では、これまでの因縁についても一応の解決をみますので、今後は新しい展開になっていくのでしょうか。なんだかんだ言っても、次も読んでしまうんだろうと思います。やはり馴染みのキャラクターたちに会えるのは楽しみでもあるのかもしれません。
シリーズ物の場合、その前の物語を読み飛ばしていると、話についていけなくなってしまったりするんですよね・・・。私も何度も経験あります(苦笑)でも、またそこから前に戻って読むのも悪くないですよね!
by as (2011-02-08 22:19)
>asさん、こんばんは。
そうなんですよね。続きがすぐにでる漫画と違って、シリーズものとは言え、年に一回程度だと買ったのかかってないのか忘れてしまいます。検死官シリーズでは前に買ってた巻を買ってしまったこともあります。
by Tomo (2011-02-10 00:25)