あんどーなつ [料理・ワイン・料理本]
ビッグコミックオリジナルで連載中の和菓子職人修行漫画です。オリジナルで読んでいて気になっていたこともあり、1,2巻同時発売ということで、まとめ買いしてしまいました。
主人公は安藤奈津というパティシエ志望で料理学校を出たばかりの女の子ですが、ひょんなことから和菓子屋で働くようになり、先輩職人に厳しく鍛えられていくという話です。
下町の人情や職人の厳しさなどがかいま見られて楽しいのと、登場人物の多くが気持ちのすっきりした、温かい人ばかりというのも心なごみます。
和菓子はそれほど食べないのですが、この本に出てくるようなお菓子なら食べてみたくなりますね。
バンビーノもそうですが、どこの世界も厳しい下積みがあって花開くんですね。
「プロの菓子職人になろうって人間なら、世の中ありとあらゆる所に仕事につながる知恵があって、そいつを耳にしたり目にしたらしっかり頭ん中に焼き付けるもんだ。」って、先輩に叱られるんですが、いい言葉だと思います。
四六時中仕事のことばかり考える仕事人間というような意味ではなく、なんというか自分が選んだ仕事への誇りというか、中心に据えているというか、プロ意識っていうのはこういうものなんだと思います。見習わねば。
好きな仕事をしているつもりだったのが、いろいろ経験するにつれて疑問が生じたりもします。もう一度、自分と仕事について考えてみて、プロ意識をもってやってけるようにしたいと思いました。
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