ガーナご飯 バンクーとオクロスープ [ガーナ生活]
先日、ガーナ人の同僚(といっても同僚はみんなガーナ人なのですが)と一緒に昼食を食べに行きました。
ガーナの食事といってもなかなか想像がつかないかと思いますが、バラエティがあって、結構美味しいものがあります。
いろいろと食べてみると辛いもが多いなと思っていましたが、日本で何かのテレビで一人あたりの唐辛子の使用量が世界3番目(たしか一位は旧ユーゴのどこかの国、ボスニアだったかな、で、唐辛子と行っても辛くないパプリカのようなものをつかってるそうです)なんだそうです。
主食もメイズ、キャッサバ、プランテーン、米、といろいろとあって、選択肢が多いと思います。まあ、見た目は白いお団子状の物が多いということで共通しているのですが。
この日選んだ主食は発酵させたメイズとキャッサバの粉から作ったバンクーというもの。火にかけて練り上げていくそうですが、まだ作っているところを見たことがありません。発酵させているので、ものによっては酸っぱさや臭いが日本人にはきつく感じることもあるそうです。ザンビアで食べたシマというのにちょっと似てるかもしれません。あちらは最後に蒸すというのが違いでしょうか。
似たものにフーフーというのがありますが、こちらは確かキャッサバとプランテーン(バナナですね)を、杵と臼でついたもの。杵は日本のようなハンマー型ではなくてまっすぐな棒を使うのですが、杵はまさにお餅をつく杵と同じ形状をしています。食感はフーフーの方が若干もちもちさが上といったところでしょうか。
こちらがバンクーになります。
ビニール袋に入って供されますがこれが二袋が一人分というのが標準のようです。
このバンクーをちぎってスープ・シチューにつけて食べるのがガーナ流の食べ方ですので、そちらも選ばなくてはなりません。
この日はオクロとティラピアスープというものを頼んでみました。
同僚に聞いたところトマトとチリを使ったスープだそうです。オクロというのは日本で言うオクラのことで、このスープもかなり粘りがありました。(聞いたところに寄るとオクロというのはアフリカのガーナあたりが原産で世界に広がっていったそうです。)
全体としてはこのようになります。
向こう側にフィンガーボールが見えていますが、この隣には食器用洗剤(だと思います)がおいてあるのがガーナのレストランの食卓で、これはこのバンクとスープを右手を使って食べるから。
一応スプーンもあるので外国人はスプーンで食べたりもするのでしょうけど、やはり郷に入っては郷に従えということで、私も手でいただきました。
しかし、このバンクーもスープも熱々でやってきますので、最初はバンクーをちぎるのも、それをスープに浸すのも一苦労です。そしてもう一つ苦労したのがスープを上手に手ですくうこと。
昔、フィリピンに住んでいたときやバングラやインドに出張したときに、お米にスープをかけて手で混ぜ混ぜ(こねこね?)して食べる食べ方は教えてもらったのですが、バンクーはスープを吸い込まないこともあって、上手にスープをすくって食べる必要があります。
同僚の真似をしてやってみたのですが、なかなかうまくすくえず、液体が多く残ってしまうことに。
しかしやはり手を使って食べると、手の感触も使って食べることになりますので、箸やフォーク・スプーンで食べるのとはまた違った食感(触感も含め)が味わえると思いました。
こちらにいる間に、上手にガーナ食が食べられるようになりたいと思います。
なお、このオクロスープ、熱い上にかなり辛くて、大汗をかきながら食べることになりました。
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