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パワープレイで相手を操る最強の心理学 [読書(自己啓発)]

タイトルは少し怖いのですが、内容はビジネスにまつわる各種の心理学を丁寧に紹介しています。

図解パワープレイで相手を操る最強の心理術―自分を強く見せる・ホンネを見抜く・相手を自由自在に操るテクニック

図解パワープレイで相手を操る最強の心理術―自分を強く見せる・ホンネを見抜く・相手を自由自在に操るテクニック

  • 作者: 内藤 誼人
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

「図解」とあるとおり、大判の本で、各ページで一つか二つのテクニックを図解入りで紹介しています。

第1,2章では、自分をコントロールするための心理的な各種手法、第2,3章では、相手との交渉に使えるテクニック、第5章はリーダーシップに関する手法、第6章では相手を見抜く方法が紹介されています。

それぞれ興味深いのですが、いくつかすぐに使いたいと思ったものには次のようなものがありました。

  • 目標を立てるときは「少なくとも~」で決めておこう。そうすれば、それ以上にやりたいというモーチベーションがわく。
  • 他人の評価にとらわれると思考が止まる。自分自身が楽しめば思考が活発化する。
  • 休息は「受動的」より「積極的」が効果的。心が疲れたときは積極的に体を動かした方が疲労解消される。
  • リーダーたるものどんな悪口を聞いてもにこやかに笑っていることが大切。
  • 叱られて喜ぶ人など一人もいないのだから、基本的に叱ってはいけない。
  • 「聞く」ことは、しゃべっている相手に「心理的報酬」を与える行為。

それぞれの説明には、これまでの心理学者の学説や実験内容などが加えられていますので、効果については、ある程度は信頼できるものという印象を受けます。ただし、実験には、被験者の数など少なく感じられたり、国によっては結果が変わるだろうと思われるものもあり、完全に納得できるものではないことも確かです。これらのデータに基づいて学説が立てられているようですので、怪しいものではないとは思いますが。

一つ一つのテクニックは興味深く読めるのですが、全体ではあまりに多くのテクニックが紹介されており、しかも前後のつながりがそれほど強くなく「羅列」という印象を受けるため、通読するというよりは、少しずつ取り出して実践してみるという使い方がよいのではないかと思いました。

テクニックを使って、人を操ることに対する抵抗感はあるものの、うまく使えばよい人間関係を気づけるし、なによりも自分自身に使って効果を上げられるのであれば、それはそれで利用できると思います。


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