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ラーメンの経済学 [料理・ワイン・料理本]

ちょっと古いのですが、ラーメンをまじめに論じた本です。

ラーメンの経済学

ラーメンの経済学

  • 作者: 河田 剛
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/10
  • メディア: 単行本

経済学というだけあって、ラーメンに関する統計が抱負に使われていて、景気とラーメンの関係などまじめにラーメンを論じた本です。マイケル・ポーターの競争力分析でラーメン業界を分析してみたり、ビジネスとしてのラーメン屋を分析したりと、まじめにラーメン業界を扱っているのは好感が持てます。

さすがに、経済学ばかりでラーメンを分析するのはきついようで、インターネットとラーメンの関係や、脱サララーメン屋さんの開店までの軌跡などが途中で入りますが、この辺は少し昔の話ということで、変化していることも多いんでしょうね。

最後の章では、化学調味料の功罪が語られています。化学調味料を全否定せず、多少であれば使うことでうまみが増すことを述べているのは、当時としては逆に新鮮な視点だったのかもしれません。でも、著者も述べているように、化学調味料を使わないと言うことは、単に味のこと以上に、こだわりとか主張が込められているというのは、その通りだと思います。でも、あんまりこだわりすぎたラーメン屋も、とっつきにくくて苦手ですが。

ラーメンのことは結構読んだりする割には、ラーメンフリークというわけではなく、食べ歩きをしたり、どこかのラーメンに思い入れがあるということはないのですが、ラーメンが持つパワーみたいなものは魅力があると思っています。

ラーメン業界を知るにはよい一冊なのではないでしょうか。


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コメント 4

降龍十八章

インスタントラーメンは食べますがラーメン否定派の降龍です。なんであんなにラーメン屋がはびこっているのか全く理解できないです。パスタは好きですがラーメンだけは例外です。
あの胡散臭い定員の汚い顔をみただけでだめですね。味以前の問題です。
by 降龍十八章 (2006-04-02 00:30) 

Tomo

おいしいラーメンもあると思うので、一概に否定はしないのですが確かにラーメンだけなぜか特別扱いされているところはあると思います。カルトみたいなものでしょうか。情報を食べに行くという側面があるのは否定できないし、そうした人が多くて、結果的にラーメン屋が多くなっているという面もあると思います。
(でも、たまに無性に食べたくなるので、なくなったら寂しいかも。)
by Tomo (2006-04-02 17:16) 

降龍十八章

なるほど、情報を食べるとは名言ですね!!
確かに無性にボンカレー(死語?)やカップヌードルを食べたくなることありますね。ラーメン屋はとにかく目つきの悪いのと、人相が悪いのと、なんとかしてほしいです。
ところで、最近はテンプラチェーンの天屋が好感もてます。牛丼屋にくらべて店員が丁寧です。
by 降龍十八章 (2006-04-02 20:16) 

Tomo

店員の質もカラーがあるんですね。私も最近天屋よく行きます。確かに店員さんが丁寧な感じがしました。
by Tomo (2006-04-03 00:05) 

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