Kill Bill Vol.2 [映画]
今日は雨のため一日家にいました。本を読んでいたのですが、本棚を見たら、買ったまま見てなかったDVDを見つけたので、見ることに。
といっても、vol.1のチャンバラを見るのもヘビーなので、Vol.2を見ることにしました。
Kill Billの公開当時はアメリカに住んでいましたので、どちらももちろん日本語字幕なしでした。ユマ・サーマンの英語は聞き取りやすいのでだいたい分かったのですが、今日改めて日本語字幕付で見ると、いろいろと細かい発見があってよかったです。タランティーノの細かいところでマニアックな趣味が出てるのが面白いですね。
Vol.1では暗殺団のうち二人を倒した主人公BrideがVol.2では残りの3人を倒すのかと思いきや、一人は仲間に殺されてしまいます。この殺されてしまうバドが非常にいい味を出していて、好きなキャラだけに、あっけなくやられてしまうのが少しもったいない気がしました。
Vol.2を見て感じたことですが、もともと一本だったKill Billを二本に分けたのは果たして成功だったのかどうかということです。最初に公開になったVol.1は後半のほとんどがルーシー・リューの軍団とのチャンバラで、非常にバイオレントな印象を残します。一方、Vol.2の方は、バイオレントな表現もあることはあるのですが(ダリル・ハンナとの戦いとか)、上述のバドのキャラや、最後のビルとのやりとりなどタランティーノらしくないヒューマンな展開で、Vol.1とは印象がかなり違います。確かに一本にするには長すぎるのですが、チャプターの構成を少し買えて、一本にしたら両方の良さがうまく融合して、さらに面白くなったように思います。でも、Vol.1公開後、Vol.2を待つ時間はすごくわくわくしてたので、それはそれで良かったのかもしれません。
タランティーノの映画はサントラも魅力ですが、この面ではVol.2はVol.1に完敗といったところでしょうか。Vol.1の方がいい曲が多いように思います。
タランティーノの次回作が楽しみです。
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