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デス・プルーフ [映画]

帰国間際だったので劇場で見る機会を逸しておりましたが、DVDになったとのことで早速借りてみました。


デス・プルーフ プレミアム・エディション

デス・プルーフ プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD



タランティーノ監督の作品はパルプ・フィクション以来楽しみにしています。グロさがいやっていう人もいると思うのですが、その怖い物見たさで好きという人も多いと思います。

本作は昔米国で盛んに作られていたB級映画の再現という設定で、フィルムをあっちこっちで使い回しするので傷んでしまっているという演出がされています。この設定を聞いていたので、てっきり昔の話なのかと思ってたら、舞台は現代でした。

大きく前半と後半に別れるのですが、前半は暗く、後半は明るいイメージ。(まあ夜の場面と昼の場面の違いなんですが、内容的にも陰と陽だからかな。)真ん中編でちょっとしたストーリーの断絶があるのですが、唐突だったので意表をつかれました。こうなってほしいっていうようにはできてないんですね。いつもながら。パルプ・フィクションでもトラボルタに感情移入するとなんてことないシーンで死んでしまったり。タランティーノ作品の魅力はこのストーリーの意外性にあると思うのですが、なんかもやもやしたものが残る、この感覚もまた良いのかもしれません。今回も、前情報は聞いていたにもかかわらず、予想していた展開とはかなり違っていて楽しませてくれました。

そういえば、デス・プルーフって何の意味なのか分からなかったのですが、ウォーター・プルーフとかブレット・プルーフのプルーフだったんですね。

どうでもいいのですが、チアリーダーの格好した女の子がでてきたところで、一瞬リア・ディゾンが出てるのかと思ったら、よく見たらダイ・ハードでマクレーン刑事の娘役だった女優さんでした。そんなはずないですよね。

デス・プルーフはプラネット・テラーとの二本立てという設定なので、本当は劇場で二本続けてみるのが正しい見方だったのですが、見逃してしまいました。しょうがないのでプラネット・テラーも借りてみようと思います。ロバート・ロドリゲスも嫌いじゃないんですよね。
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