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死神の精度 [読書(楽しみ)]

またまた伊坂幸太郎さんの本。最近ハイペースで読んでいます。

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/02/08
  • メディア: 文庫

今回の主人公は「死神」。面白いことに死神の世界も会社のように運営されていて、主人公である死神(人間名は千葉)は調査部に所属、情報部からもらう情報を元に、8日後に死ぬ予定の人の前に現れて、その人物が死ぬべきかそうでないかを調査して報告するという「お仕事」をしています。

短編集になっていて、それぞれ推理小説風であったり、ロードムービー風であったりと趣が異なるのですが、登場人物達が死ぬ予定になっていて、死神がそれを可とするか保留とするかが決まっていくという基本は変わらないので、常に死を意識させた作品になっています。最後の方は彼の判断にはあまり焦点があたらなくなってくるのですが・・・。

伊坂さんの話らしく、それぞれの話が微妙につながっているのはもちろん、途中で「重力ピエロ」の主人公の弟・春らしき人物も登場して他作品とのつながりがあるのもいつものとおり。

彼の短編は初めて読みましたが(魔王は2話構成でしたが中編といったところでしょうか。)、長編と比べても遜色のない面白さでした。ただ個人的には登場人物達に感情移入できるという意味では長編の方が好みかもしれません。

次は陽気なギャングのシリーズに行ってみようかと思ってます。

そういえば、この作品は金城武さん主演で映画化もされているので、こちらもいずれ見てみたいと思っています。

Sweet Rain 死神の精度 スタンダード・エディション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)
  • メディア: DVD

 


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Pace

この本購入しました!(まだ未読ですが)
伊坂さんは元々好きな作家さんですが、Tomoさんの影響で
同時にグラスホッパーも買ってしまいました(^^;
私もハイペースで伊坂作品読破したいと思います!
by Pace (2009-04-21 01:17) 

Tomo

>Paceさん、こんばんは。

グラスホッパーも楽しい作品でした。ぜひ楽しんで読んでください。

そろそろ残っている作品も減ってきてしまいちょっと寂しいです。チルドレンと陽気なギャングそしてゴールデンスランバーでしょうか。
by Tomo (2009-04-21 22:54) 

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