明十三陵 [旅行]
万里の長城の後は、明の歴代皇帝(北京に都を移す前の最初の二代以外だそうです)の墳墓である明十三陵へ。
ただし公開されているのは三つの墳墓のみだそうで、時間もあまりなかったので、地下墳墓で有名な万歴帝の定陵へ。
こちらは地上構造物ですが、これだけでもかなり立派な作りです。 この建物の横を通って、さらに階段を下りて地下墳墓へと向かいます。
地下は大理石で壁が作られいくつかの部屋に分けられています。その部屋の間の通路もアーチ状ですが、大理石で精巧に作られていました。
中には復元された棺や石造りの椅子などがありました。
かなりの数の宝飾品などもあったようですが、こちらには展示されて折らず、いがいとがらんとしていて、ちょっと物足りない感じがしました。しかし、司馬遼太郎さんも感想を述べているように、国家予算の2年分をつぎ込んで、明の時代になってまで、このような死後のための構造物を作ってしまうというところに、明王朝のスケールというかなんというかを感じてしまいました。
地上に出ると、復元されたものだとは思いますが、門や階段などもあって、公園のようになっています。
当時も同じ色だったのかは分かりませんが、青が好きなので、こういう色彩感覚はいいなと思います。
2010-05-16 23:35
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中国と言うと「赤」という勝手な先入観があり、私も最後の写真のような青ベースの色彩を見ると、何だか不思議な気がしますが、明の時代というとシルクロードでイスラームの文化も入ってきているので、ザナルカンド青の影響を受けている可能性もありかな~なんて想像を逞しくしてしまいした。綺麗ですね。墳墓も凄いですね。
by as (2010-05-18 21:23)
>asさん、こんにちは。
そうですね、共産中国=赤っていうイメージもあって、青はあまりイメージにありませんでした。中央アジアと同じ起源なのかもしれないですね。
by Tomo (2010-05-22 17:52)