コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング [読書(自己啓発)]
ベストセラーになった「もしドラ」も面白かったのですが、コトラーを題材にしたこちらもなかなか。
コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング
- 作者: 西内啓
- 出版社/メーカー: ぱる出版
- 発売日: 2010/12/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
もしドラの方は、主人公が高校野球のマネージャーでしたが、こちらはエレキギターを弾く女子大生。自分の初ライブの失敗の経験から、大学の先生にマーケティングを習って、それを実践して人気バンドになっていくというのが大筋です。
自己啓発書などを読んでも、実際にそれを仕事や生活に活かせるかが重要なのですが、もしドラもこちらも、ドラッガーやコトラーの理論を、主人公なりに解釈して実践する過程が描かれていで、失敗があったり成功があったり、コトラーの言っていることが現実味を持って理解できるというのがいいところだと思います。
ストーリー的にも、若い女性が一生懸命がんばってる姿に共感して感情移入できるというところで成功しているように思います。苦労もありつつ、最終的には大成功につながるというのは、若干うまく行き過ぎな感もあるのは正直なところ。でも、スピード感もあるので、あっという間に読み終えてしまいました。
公衆衛生の世界でも、ソーシャルマーケティングという理論が導入されているのですが、理屈は知っていても良くわからなかったのが、この本で少し実感を持って理解できたのが成果の一つだったと思います。
さて、ドラッガー、コトラーときて次は誰が登場するでしょうか。ポーター、ミンツバーグ、あるいは7つの習慣のコヴィー博士?
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