ガーナご飯 [世界でごはん]
ガーナ出張から帰ってきました。
今回の出張は現地には約10日ほどいましたが、ほとんどを首都ではなく地方で過ごしました。
アジアの国々では地方でもその国の料理が食べられる地元の人がいく店にいけばいいのですが、アフリカの場合は事情がちょっと違って、外食文化があまりないからなのか、手頃な食堂があまり簡単にみつかりません。
ということで、結局ホテルの食堂でパスタや肉料理の洋食をたべることが多かった出張でした。
唯一食べたガーナ食は、首都に行く道すがらのレストランで食べたこちら。
マトンのライトスープとフーフー、というのが料理名でした。
フーフーというのは、ガーナだけではなくこの地域で食べられている主食にあたるものです。リベリアに出張にいったときにも食べた記憶があります。(こちら)
日本のお餅にちかい食感の食べ物です。(もう少し柔らかくて歯切れがいい感じ)写真では見にくいのですが、スープの中に沈んでいる白っぽい物がそのフーフーです。材料はキャッサバとバナナということでした。バナナといっても、ここで使うのは生で食べるものではなく加熱して食べるものだそうです。作りかたはお餅と似ていて、こちら版の杵と臼でついていくそうです。そういえば、この臼と杵を売ってるのをよくみかけました。
先日ザンビアで食べたシマと同じ物かと思っていましたが、あちらはメイズ、つまりトウモロコシの粉で作っているのでちょっと違いますね。確かに食感が違いました。ガーナにもメイズのものもあるとのことでしたが(バンクーというらしい)、今回は食べられませんでした。
このフーフーがマトンのスープに入っているのですが、チリで辛く味付けられているのと、出汁に干し魚を使っていることで、とても食べやすくなっていました。ライトスープというのが意味がよく分かりませんでしたが、トマト味の辛いスープのことなのかな。日本のラーメンでも肉系のスープと魚介だしスープを混ぜたりしているので、馴染みやすいし、美味しく感じられました。マトンは骨付きでちょっと硬くて食べにくいところはありますが、味が濃くて美味しかったです。
もう少しいろいろと試してみたかったのですが、またいずれいったときの楽しみにとっておこうと思います。
魚ベースのスープは日本人の舌にもあいますから、きっとピリッとしたスープだったんでしょうね。でもトマト風味+魚出汁でマトン・・・そう簡単には想像できないお味なので、現地に行くしかないですね。アフリカ大陸は不幸にも植民地時代が長かったので、統治国の影響があるのかなと思ったんですが、しっかり地元の食べ物は守られていたんですね。変なところで納得しました(苦笑)
by as (2011-07-08 19:18)
>asさん、
確かに食べてみないとイメージのわかない味かもしれません。でも、これでラーメンたべても美味しいかもって思いました。
イギリスの旧植民地は、あまりイギリスの食文化の影響を受けてないように思います。フランス語圏だとフランス料理が美味しいみたいなのと違うようです。
by Tomo (2011-07-09 01:56)