ラズウェル細木のラ寿司開店3を読んでマグロ漬け丼を作ってみました [料理・ワイン・料理本]
酒の細道や「う」を愛読していますが、その作者であるラズウェル細木さんの寿司をテーマにしたシリーズを読んでいます。
その名も「ラズウェル細木のラ寿司開店」
ラズウェル細木のラ寿司開店!!―酒のほそ道姉妹編 (ニチブンコミックス)
- 作者: ラズウェル細木
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2005/12/19
- メディア: コミック
酒の細道や「う」と違ってラズウェルさん本人と思われるキャラクターが登場して寿司にまつわるあれこれを検証したり実証したりという、ノンフィクション的な作品となっています。
実際に握りや巻き寿司に挑戦したり、素材の差を現物で比較してみたりと楽しい内容です。
三巻まで読んだのですが、そこで面白い実験をしていました。
ラズウェル細木のラ寿司開店!! 3―酒のほそ道姉妹編 (ニチブンコミックス)
- 作者: ラズウェル細木
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2009/12/18
- メディア: コミック
それはマグロの漬けについて。おなじみの漬けですが、作り方にはサクのまま漬け込む、お湯で霜降りにしてサクのままつけこむ、それぞれ切り身にしてから漬け込む、という四種類があるそうで、それを実際に実験してみたという内容。
結論は、生のままサクで漬ける、霜降りにしてサクのまま漬ける、生の切り身を漬ける、霜降りにしてから切り身にして漬ける、の順番で美味しかったとか。切り身で漬けるとしょっぱすぎるそうです。
我が家の冷凍庫にもマグロがあったので漬けが食べたくなってきてしまいました。
一度使い切れなくて再度冷凍したものを解凍したため、ちょっと生食が心配だったので、熱湯で霜降りにしました。
つけ汁はラズウェルさんに習って、醤油、酒、味醂を煮きったものを用意。
サクのままつけ込むか迷ったのですが、ねっとりとした感覚を味わいたかったこともあって、切り身にしてつけ込んでみました。しょっぱすぎないようにつけ汁は醤油の割合を少なめにしてみました。
ちょっとつけ汁が少なすぎましたので、頻繁に上下を逆にして全体に行き渡るようにしてみました。もっと多く作っておけばよかったと思いつつ、使った漬け汁の使い道ってあまりなさそうなので、躊躇するところです。(何か出汁になるものを入れて煮詰めて、ツメにしてみるっていうのはあったのかな。)
そしていよいよ盛りつけて完成。ご飯は酢飯にしました。
やはり醤油が少なかったからか、つけ時間が短かったからか、ねっとり感はほどほど。霜降りにした表面部分はもちろんねっとりにはなりません。味の方はおいしくできたと思います。
切り身がちょっと残っていたので、翌朝はお茶漬けに。
お茶漬け用にはもう少し薄切りにしたらよかったかも。でも火が通って温かな漬けもなかなか美味しかったです。
もう少し新鮮なマグロが手には入ったら、霜降りにしないものも含めて食べ比べてみようと思います。
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