男の仕事は外見力で決まる

少しずつ読み進めてきて、やっと読み終わりました。

イメージコンサルタントである著者が、外見力アップの方法を解説してくれます。なんでも、人の印象を形成する５５％が服装や表情などの見た目で決まるそうですので、最初に会ったときにきちんとした外見をしているということがその人の印象が良くなるか悪くなるかに大きくかかわっているといえると思います。今日も、テレビだったか雑誌だったか忘れましたが、第一印象にセカンドチャンスはないと誰かが言っていて、なるほどと思っていました。長くつきあっていけば、印象が変わることもあるのでしょうが、一期一会ではないですが、次のことを考えず、その一回の出会いにきちんと臨むという心構えは必要だと思います。

この本は、前半ではスーツやネクタイに関する基礎的な知識が紹介され、中盤では表情、しぐさ、声といった服装以外に印象を決める要素について解説があり、最後に具体的なエグゼクティブの事例が紹介されています。

基本的には、ある程度の地位にあって、会社を代表して取材を受けたり、記者会見したりするような人が対象になっているようですが、基礎知識については大いに参考になりました。例えば、シャツのタイプにあったネクタイの結び方の組み合わせなど、明日から試してみたいと思います。ちなみに私は、ボタンダウンのシャツが好きなのですが、ボタンダウンにはプレーンノットが良いそうです。今まではエスカイア（セミウンザーノット）で結んでました。ただ、この本によるとボタンダウンはもともとポロの競技から生まれたので、カジュアル向けとのことでした。

もう一つ、これはと思ったのは、声の出し方の項です。服装や香りくらいまでは、多少意識してきたつもりでしたが、声まではあまり意識したことがありませんでした。本書でもチェックポイントはいくつも説明されているのですが、Amazonをのぞいていたら、声の出し方に関する専門の本もあるようですので、いずれ読んでみたいと思っています。

細かいところでは、靴下は膝までのものを履くべしというのもなるほどと思いました。たしかに、足を組んだときに脛毛が見えるのはいいものではないと思います。

 

中身が大切というのはもちろんなんですが、だからといって外見が大切ではないとは思いませんので、読んでよかったと思いました。基礎知識が網羅されているので、最初に読む本としては良かったと思います。それぞれの項目について、今後少しずつ研究していきたいと思います。

 

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