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プロフェッショナルの条件 [読書(自己啓発)]

以前途中まで読んでそのままになっていたので、改めて読んでみました。そして、改めて読んでみてなんで途中で止まっていたか思い出しました。一言で言えば内容が濃い。

普通、本を読んでいる時は、パーッと読み進めて、ここはいいこと言ってるなというところは、少し立ち止まって考えてみたり、心にとどめようとするんですが、この本は、そういう箇所があまりに多すぎて、読むのに非常に時間がかかります。普通、通勤の生き返りで本を一冊読むのに2,3日のペースできていたのですが、この本は反芻しながら読んだので3週間くらいかかりました。

主題としては、いかに成果をあげて成長していくかということなんですが、ドラッカー氏の個人的な体験も交えて、さまざまな角度から語られています。あまりにも多彩な視点から語られるため、上述のように、考えるポイントが多くなっています。

アマゾンの解説によれば、この本は一冊として書かれたものではなく、著作10点と論文1点からエッセンスを抽出したものだそうです。確かに、読みごたえとしては、10冊分に相当すると思います。

個別には、ドラッカー氏が影響を受けた言葉が紹介されている章があるのですが、氏の体験とともに語られていて、それぞれ心に残ります。「いつも失敗してきた。だからもう一度挑戦する必要があった」(80歳のヴェルディの言葉)、「神々が見ている」(下からは見えないパンテオンの屋根の上の彫像の背中の彫刻にも手を抜かなかったフェイディアスの言葉)等々。

改めて自分の仕事を見つめなおし、ただ漫然と仕事をするのではなく、成果をあげることに集中し、結果として成長していけたらと感じました。

 プロフェッショナルの条件 いかに成果をあげ成長するか 


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コメント 8

しらたまこ

いつも、ためになる本を読んでいますね・・・。
プロフェショナルの条件
どうやって成果を挙げて成長してゆくか、
すごく読んでみたいな。
ちょっと、最近、「昇進ウツ病」ぎみなので(笑)
責任がどかっと重くなって、それをこなしながら
どうやって自分自身が成長しいくか・・・。自問。
反すうしながら、読むのって素晴らしいことですよ。
この本はTomoさんの中で大きな糧になったんでしょうね。
by しらたまこ (2005-04-16 21:54) 

Tomo

おおっ、すばやいコメントありがとうございます。
昔から自己啓発ものが好きで、ためになるかと思って読んでいますが、そろそろ、インプットからアウトプットに移行する時期なのに、何やってんだろうと反省しています。最近ここには書いてないのですが、いい年して漫画や雑誌も好きなので、ためになりそうな本を読んでバランスをとっているのかもしれません。
この本を糧にするためには、まだまだ読み足りない気がしていますので、いずれ再読したいと思っています。
by Tomo (2005-04-16 22:52) 

しらたまこ

漫画、いいじゃないですか!!
わたしは「漫画すべて」というくくりでは、それほど熱意はないのですが 
それでも少数の「自分の中での名作」をもっています。
そのイメージ写真、マスターキートンでしょ?
渡航直前(3年前)、1巻と2巻だけと読む機会があって、
おお、これはわたしの琴線にかなり触れる! おもしろそう! と
思ったのですが2冊しか読めませんでした。
う~もっと先を読んでみたいなあと思うのですが、この状況では叶わず。
Tomoさんのベストって何なんですか?
by しらたまこ (2005-04-17 00:50) 

usagi

Tomoさんこんばんは。沢山本読まれてますね!
日本を発つ前は沢山読んでましたが、海外に出てからは雑誌や趣味の本ばかり(^^;)。
もっと本読みたいな、という気持ちになりました。
影響を受けた言葉はと言えば、「鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス」(小学校)、If there is a will, there is a way.(中学校)、Seize the day&志を立てるのに遅すぎるということはない (高校生)、我々が恐れなければならないのは恐怖それ自体だ(大学生)。おっと、こう見てみると成長?過程が伺える気も。。。社会人になってからは各局面で様々です(^^;)。

ところでドラッカー氏が言う「成果を上げながら成長する」とは、例えばどんなことですか?お時間があれば何か具体例を挙げていただけると嬉しいです。
by usagi (2005-04-17 03:37) 

Tomo

しらたまこさん
ご推察のとおり、ダントツのNo1はMaster Keatonです。単行本18巻とデラックス版8冊常備しています。そのうち読み直して記事にします。その次は、たくさんあるのですが、美味しんぼは多少説教くさいときはあるものの、それも含めて好きです。あとは三国志が好きなのですが、初めて小説でなく正史を漫画化した(と思います)蒼天航路もお気に入りです。これはまだ連載中という楽しみもあると思います。Keaton系では、パイナップルアーミーやMonster、イリヤッドあたりはお薦めです。料理系では、ラーメン発見伝、築地魚河岸三代目、大使閣下の料理人あたりが最近の注目です。どれも薀蓄系です。
by Tomo (2005-04-17 13:29) 

Tomo

Usagiさん
私も海外で自由に日本語の本読めなくて飢えていたこともあり、最近読みまくってる感じです。
成果と成長ですが、一つは仕事をするときには成果に焦点をあてなければならず、きちんと目標を立てて、定期的にどれだけ達成できたか確認することで、どれだけ成長したか把握できるということが書かれていました。常に成果を考えないと、仕事がマンネリになって成長がないということも書かれています。
by Tomo (2005-04-17 13:35) 

sunchild

初めまして。
実は私もこの本、随分前に購入したのですが、まだ頭1/3くらいまでしか読めずに、その後、転職してバタバタして、、という(^^;。やはり読むのに時間かかりますよね。本を読み慣れていない私だけではなかったのだとちょっと安堵です。
前の会社は、月に1冊本を読んで読書感想文を書け、というかなり変わった会社だったのですが、この本でいこうとして挫折したのです…。
自分自身、業界全体としては限りなくブルーカラーなのですが、私はどこまでもブルーカラーでありつつ知識労働者、でもってサービス業としてもエンドユーザーに対するインターフェイスたらないといけない(?)と自分で思いこんでいますので(被り過ぎか(^^;)
、そういった私のスタンスからも、非常に考えどころの多い本だと思っています。
by sunchild (2005-04-17 16:35) 

Tomo

sunchildさん、始めまして。
毎月一冊感想文って、面白いですね。
この本では、現在は昔のブルーカラーのように、決められたことをやるという、誰が見ても分かる働き方から、知識労働という、外から見てもわからない労働に変わったと言うのが多きなポイントとしてかかれていますね。それから、資本は頭の中なので移動可能だということも。読めば読むほど深い本だと思います。
by Tomo (2005-04-17 22:26) 

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