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すっぽんの首 [読書(楽しみ)]

 今週2冊目の椎名誠さんの本です。10年位前のエッセイ集ですが、これまで読んだものとくらべて、比較的一編づつが長くなっていますので、他で読んだエピソードについても詳しく書かれている印象でした。

旅に関することが多く書かれています。中国、ネパールなどでのトイレの話、一番良かったホテル、最悪だったホテル、70mの波が打ちつける絶海の孤島でわけありのやくざと過ごしたエピソードなど、それぞれよみごたえのあります。また、サラリーマンをやっていたときの三越300年祭の取材の話なども、当時のデパート業界のことや椎名さんの編集者としての働きぶりなどが分かり興味深いものでした。

この本を書いていたときにも、もう50歳になっていたようで、年をとったというようなことが書かれていますが、今はさらに10年たっていますので、もう60歳になっているくらいでしょうか。いつまでも若々しい反骨精神や、独特のユーモアのある文体を維持しているのは感心します。最近の本も読んでみて、どのように味が出ているのか、それとも変わってないのか確認してみたくなりました。

  すっぽんの首


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