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神の雫(4) [料理・ワイン・料理本]

「蒼天航路」が終了してしまった週間モーニングにおいて、私がモーニングをいまだ買い続けている理由の一つが、この「神の雫」です。毎週「モーニング」誌上で読んでいるにもかかわらず、本屋で単行本が並んでいるとついつい購入してしまいます。

神の雫 4 (4)

神の雫 4 (4)

  • 作者: オキモト シュウ, 亜樹 直
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/11/22
  • メディア: コミック

太陽ビールワイン事業部に配属された主人公神崎雫は、部署の先輩職員本間長介と、部署で扱うワインをフランスを含めて全世界のワインとするのか、イタリアワインだけにするのか決めるために、社員を審査員として伊仏ワイン対決をすることとなった、というのが前巻までのストーリーでした。(大きなテーマは、有名なワイン評論家であり、主人公の父である神崎豊多香の遺品を相続するために、最高のワイン「神の雫」と「12使徒」を遺書にあるヒントをたよりに見つけ出していくというところにあります。)

主人公雫は、偉大なる父に反発し、ワインをまったく飲まない初心者であるにもかかわらず、父に鍛えられた味覚・嗅覚・表現力を武器に、ワインの世界に踏み込んでいきます。様々な人との出会いを通じ、今回の伊仏ワイン対決のために、1000円台、2000円台、3000円台で買える最高のフランスワインを選び出していきます。

そんな雫が選んだのが、サン・コム、マルサネ、シャトー・ボイド・カントナック2001年の3本。対するイタリア長介が選んだイタリアワインは、コントラーダ・ディ・コンチェニゴ、カンネート、ロッジョ・デル・フィラーレ。(私はどれも飲んだことありませんので、近々試してみたいと思っています。)

社員の評価は分かれますが、最終的にフランスが僅差の勝利を収め、お互い認め合った雫と本間が意気投合することになりました。

私もワイン初心者(といっても安ワインの量だけは飲んでいますが)で、現在ワインの楽しみを学び始めているところですので、主人公と一緒になってワインに関する様々な情報、楽しみ方に触れている気持ちで読んでいます。ただ読むのもつまらないので、登場したワインを購入してみようと思うのですが、どうもこの漫画で取り上げられたために人気となり品薄が続いているようで、なかなかお目にかかれません。ネットで買うのが手っ取り早いかもしれません。

ワインを飲み始めたとき(そして今でも)イタリアへの思い入れが強かったため、これまであまりフランスワインを意識して飲んできたことがありませんでした。本書によれば、イタリアワインは基本的には陽性の明るいイメージのワインが多いのに対して、フランスワインは様々な特徴を持つワインがあるそうです。ここで紹介されたワインをきっかけに、フランスワインにも手を出していってみたいと思います。

うれしいのは、モーニングに掲載されているワインコラムも完全収録していることです。漫画だけではなくコラムでさらに深いワイン知識が得られるのはお得感が高いです。

本巻後半では、いよいよ12使徒と神崎豊多香が称した12本の最初の一本の探索が始まります。モーニング誌上の方では、ついにその一本が明らかになるところで、今後の展開が非常に楽しみです。

原作者の亜樹直さんもBlogを書いています。おいしそうなワインをたくさん紹介されています。第4巻発売の記事にトラックバックさせていただきました。本を読んで著者の方にトラックバックできるなんて面白いですね。Hatenaはユーザー以外のコメントができないようで、コメントでTBのお断りできないのが残念です。


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ちくりん

ワインは詳しくありませんが、ヨーロッパは安くても美味しいワインがたくさんあるのがいいですよねー。やっぱり文化なんでしょうね。日本人にとっての日本酒や焼酎、あるいはそれ以上に深く生活に根ざしているような気がします。

欧州のほかに、チリやオーストラリアなどの南半球のワインも、あまり気取った感じがしなくて結構好きです。
by ちくりん (2005-11-30 00:26) 

Tomo

ちくりんさん、私も初心者ですが、おいしいワインをいつか味わってみたいと思い、いろいろと間口を広げようと思ってます。でも、自然においしいものとおいしいワインを飲めるのが一番ですね。チリワインは安くても結構おいしくてお世話になっています。
by Tomo (2005-12-02 00:43) 

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