マッハ!!! [映画]
インフルエンザで倒れてたのですが、やっと少し楽になってきたので、だいぶ前にもらったまま見ていなかったDVDを見ることにしました。
ずーっと見たかったのですが、タイで買ったDVDはリージョンコードが合わなくてそのままにしておいたこともあり、このもらったDVDでやっと見ることができました。
ストーリーはシンプルですが、その分をアクションでカバーしています。すごいのは、これだけのアクションなのに、ワイヤーアクション、スタントマンを一切使ってないことです。主演のトニー・ジャーの運動能力に感動します。
(迫力のアクションはホームページから少し見ることができます。)
仏像を取り戻すストーリーと言い、トゥクトゥクを使ったカーチェイス(トゥクトゥクチェイス?)といい、タイらしさ満載なのですが、何よりもよかったのが、主人公の使う格闘技がムエタイということです。やはり同じ格闘シーンでも香港映画とはひと味違います。
冒頭でムエタイの修行をするシーンがあるのですが、型を練習するシーンでしたし、格闘シーンでも型っぽい動きがあるのは、トニー・ジャーが学んだという古式ムエタイというのは今のムエタイとは少し違うということなのでしょうか。試合で見るムエタイとは若干ニュアンスが異なるのですが、それでもムエタイの特徴ともいえる、ヒザやヒジ、前蹴りなどが多用されているあたり、格闘アクションとしては新鮮に感じますし、リアリティーも感じます。
主演のトニー・ジャーは本作ではアクションに気合いを入れているせいか、普通の演技はほとんど無いので、ブルース・リーやジャッキー・チェンくらいの人気になるには、もう少しかかると思うのですが、注目していきたいと思います。次作のVCDも手に入れたので、楽しみにみたいと思います。
私もこのアクションには驚かされました。
でも、絵の作り方がジャッキー・チェンの作品へのオマージュというか、パクリというか(アクションシーンを何回もスローで繰り返すところなどは特に)、その辺のオリジナリティにはやや欠けるようにも感じました。
トニー・ジャーは作品の中では笑わないことが一つのウリになっているらしいのですが、ジャッキーのようにコメディなどもこなせないと、ハードなアクション一辺倒では作品の幅が広がらないかもしれませんね。
by ちくりん (2006-02-27 02:21)
ジャッキーチェンの映画はだいぶ意識しているようですね。NGシーンなんか入れるあたりも、相当意識していますね。アクションを何度も見せるのは、渾身のアクションを大切に何回も使いたいという思い入れを感じました。
トニー・ジャーが笑わないことを売りにしているとは知りませんでした。確かに、もう少し演技できるようになると幅が広がると思います。
by Tomo (2006-03-02 00:01)