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Tom-Yum-Goong トムヤムクン [映画]

今日はオフィスに行けるかと思ったのですが、インフルエンザの熱が下がらず、咳もあったので引き続き病欠でした。発症してからぎりぎり48時間以内に抗ウイルス薬を飲んだので、もう少し早く直るかと思っていたのですが、予想外に長引いています。人にうつしてしまってはいけないので、家にいるのが正解のようです。

というわけで、一日中寝ているのですが、その合間にVCDをもらったまま見ていなかった映画を見ることにしました。

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ストーリーはマッハ同様非常にシンプルです。(実はタイ語版というかオリジナルバージョンで字幕がついてないVCDなのですが、ほぼ完璧に筋を理解できてしまいました。)家族同然に育った象をマフィアにオーストラリアに連れ去られてしまい、それを主人公トニー・ジャーが取り返しに行くというもので、大枠はマッハと同じですね。監督、制作スタッフ、主演も同じですが、ストーリーはまったく別なので、マッハの続編とは言えませんが、マッハをスケールアップした映画と言えると思います。

マッハがどちらかと言えば、国際マーケットは意識せずタイ国内マーケットをターゲットにしたような作りだったのに比べて、本作は舞台の8割がオーストラリアだったり、トニー・ジャーの戦う相手が使う格闘技がいろいろな国のものであったりと、国際マーケットを意識したもののようです。象とムエタイというタイらしさを十分にアピールしつつ、前作同様の肉体アクションで、ハリウッドのアクションよりも遙かに楽しめました(ちょっとベタなところも含めて好きです)。

例えるならジャッキー・チェンが酔拳や蛇拳といったオールドスタイルな作品を積み上げて、バトルクリークブローやキャノンボールを経てたどり着いた「スパルタンX」の域に早くも到達してしまった印象です。スパルタンXに当時の格闘界で有名だったベニー・ユキーデが出ているように、こちらにもPrideなどにも出たことのあるネイサン・ジョーンズが敵として登場するあたりも格闘技が好きな人にはうれしいところです。ってわかりずらいか。

途中空港で、ジャッキーっぽい人とすれ違ったりする描写を入れるあたりは、今後のアジアアクションを引っ張っていこうという心意気だと思いますし、また、シドニーのタイ寺院でのファイトシーンは、様々な格闘技の使い手と入れ替わり立ち替わり戦うのですが、これもブルース・リーの「死亡遊技」を意識しているように思えます。(このシーンでは特にカポエイラとムエタイの戦いが素敵です。)

制作に2年かかったそうですので、すぐにこのチームの作品を見るのは難しいかもしれませんが、トニー・ジャーのアクションはもっとたくさんみたいです。


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ちくりん

日本公開もされるというので、それを待っていたのですが、タイ語でも内容が理解できるというのであれば、この間タイに行った時買ってこればよかった、とも思いました。でも、いずれにしても楽しみです。
by ちくりん (2006-02-27 02:17) 

Tomo

もちろん細かいところは分からないのですが、英語のシーンもあったりするので、ストーリー自体は理解できていると思います。迫力あるので、大画面で見た方が良いかもしれません。アクションは関節技主体なので、前作よりは少し地味かもしれません。
by Tomo (2006-03-01 23:52) 

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