W杯決勝展望

準決勝は予想通りというか、希望通りの結果となりました。

残念ながら、イタリア対ドイツは生で見逃してしまったのですがついにデル・ピエロが点を決めてくれました。イタリアサッカー界はスキャンダルで暗いニュースばかりですので、イタリアの人たちにとって決勝まで残ってくれたのは、希望が持てるニュースなんじゃないかと思います。選手にとっても、W杯が終わって、国に帰ったらセリエCやBからやり直し、または移籍先を探さなければならないだけに、できるだけ残りたいという気持ちが強かったのかも知れません。

ドイツは開催国だけあって勝ち上がってきましたが、今回は決勝まで行くチームではなかったと思います。地元でなければアルゼンチンにも負けていておかしくないと思います。

ポルトガル対フランスは息詰まる熱戦でした。お互い守備が固いこともあり、自慢の攻撃陣もゴールをあげることができず、フランスが得たPKを守りきった形になりました。ジダンが決めたというのが感動的でしたし、同じく代表引退のフィーゴとユニフォーム交換しているのも感動的でした。

予想通りの結果となっていますが、ここまで来ると、もうどちらが勝っても負けても幸せな気分になれると思います。フランスが勝てばジダン伝説の最後を飾ることになるし、イタリアは個人的に思い入れのある国ですので勝ってくれたら単純にうれしいです。イタリアはロッシの時以来のチャンスなので、ものにしてほしい気もする一方で、ジダンに有終の美を飾ってほしい気持ちもあります。

それでもあえて予想をしてみます。

決勝は、ズバリ、フランス勝利と予想してみます。

根拠は、ジダンであればイタリアの堅守を崩すことはできるけれど、イタリア攻撃陣がフランスの守備陣を崩すのは難しいと思えるからです。カンナバロ、ネスタはイタリア史上でも屈指のDFですが、これを崩せるとするとジダンを中心としたフランス攻撃陣以外考えられません。一方でフランス守備陣をイタリア攻撃陣が崩せるかというと、若干難しいのではというのが正直なところです。

守備力の強い両国のことですので、妥当な予想としては、PK戦でフランスの勝利ですが、あえて１－０でのフランスの勝利を上に置いてみます。さてどうなるでしょうか。

ちなみに3位決定戦ですが、フィーゴ擁するポルトガルの勝利と予想したいと思います。