SSブログ

一瞬の光 [読書(楽しみ)]

明日の授業のための読み物をしないといけないのに、たまたま住んでいるところの本棚に見つけてしまった本を読み始めてしまい、3時間読み続けてしまいました。

一瞬の光

一瞬の光

  • 作者: アーロン エルキンズ
  • 出版社/メーカー: ミステリアスプレス
  • 発売日: 1993/10
  • メディア: 文庫
ミステリーです。美術館の学芸員クリス・ノーグレンが主人公で、冒頭たまたま呼び出された先で鑑定したルーベンスの絵が本物であったことに端を発して、イタリア出張中にこの件に関連して、殺人事件や盗難絵画の操作に巻き込まれていくというもので、これまで読んだミステリーとは趣が異なり、楽しめました。主人公も必死で考えて謎解きをしようとするのですが、あまりうまく行かないあたりが面白いと言えば面白いかも。
マフィアの影もちらついたり、自分も襲われたり爆殺されそうになったりするストーリー展開も楽しめましたが、最後には謎が解けた!と思わせておいて、さらにもう一つの謎解きが用意されて、ちょっとしたどんでん返しがあったりと、最後まで飽きずに読めました。
随所に絵画に関する知識がちりばめられているので、かなり絵画に詳しい作者なのだと思います。知っている画家や美術館のこともありましたが、ほとんどは知らない画家ばかりなので、若干ついて行けない知識が多いのですが、これはこれで参考になりました。それに、イタリアの食事風景や人々の様子などの描写が生き生きとしているのもイタリアへ行きたい気持ちにさせてくれます。
シリーズ2作目らしく、少なくとも3作目まではあるようです。といってもすでに10年以上前のものだし、こちらでわざわざ取り寄せるというところまでは行かないですが、日本で古本屋であれば読んでみてもよいかもと思いました。

本当は経済の本を読まなければいけないのに、一昨日に引き続き、気軽な本に逃避してしまいました。日本語だとこんなに早く読めるのに、教科書はこうはいかないのが口惜しいところです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。