ロンドンでインドに行ってきました [イギリスのこと]
今日は、インドからの留学生の友人に誘われて、一日インド三昧でした。
そもそもは彼の住むインディアンYMCAで昼を食べようということでお誘いを受けていました。
インディアンYMCAはFitzroy Squareにある宿泊施設で、学生用、半年くらいの中期滞在者用、短期滞在者用があり、人種、宗教に関係なくだれでも泊まれるそうです。ガンジーも来たことがある歴史のある施設で、最初に建てられたのが19世紀の半ば、その後戦争などもあり何度か立て直しがなされて今の建物になったとのこと。ガンジー記念ホールがあったり、エリザベス女王の訪問の写真があったりと、歴史を感じさせます。
ここには今日一緒に昼を食べた友人を含め、コースメイトが3人、同じ学校の生徒が8人いるらしいです。
ここでは平日は朝晩、土日は3回の食事が付いているそうで、一階の食堂で友人と食事をしました。宿泊客ではなくても食事はできるそうで、近隣の住民なども来ているそうです。(TimeOutでも紹介されています。)食事はインド風で、チキンと野菜カレー、名前は忘れてしまったけど豆のパンケーキ風のものにヨーグルトソースのかかったものでした。朝食は英国風ですが、他はすべてインド料理で、日によってメニューもまちまち、長期滞在者の友人はシェフに食べたいものをリクエストしたりしているそうです。
インドの話を聞きながら食事をしていると、他のコースメイトや友人の知り合いなども集まってきて、どうやら今日はみんなでロンドン西部のSouthallに行く予定とのこと。お誘いを受けたので、急遽参加させてもらうことにしました。
Southallはロンドンでも有数のインド人街とのことで、今日の目的はシーク教の寺院に行くことと食料を買い出すとのこと。総勢11人でのツアーとなりました。
バスでPaddington駅に行き、そこから電車で20分ほどでSouthallに到着。
まずはシーク教の寺院にいくことになりました。
中は土足厳禁なのでまずは靴を預けます。また、中では頭に何かかぶっていなければいけないということで、他のみんなはハンカチやスカーフを、私は持ってなかったので上着のフードをかぶって入場しました。まずは礼拝をしなければならないということで、中の礼拝室に入り、お賽銭をします。礼拝室では説法(と言うのでしょうか)の最中で、今日は朝の8時から9時半まで続くそうです。ここでしばし説法を聞いた後に、食堂に行きました。ここでは、礼拝に来た人に無料で食事を提供しているとのこと、さっき昼食を食べたばかりだったのですが、またいただいてしまいました。内容はチャパティと豆と野菜のカレーが二種類、ヨーグルトのスープのようなもの、お米とココナッツミルクの甘いお粥のようなもの、野菜、細いドーナツのような甘いお菓子、ミルクティーでした。(名前を聞きましたが難しくて忘れてしまいました。)
ここではだれでも寝ることができる場所もあるということで、これらはすべて寄付で運営されているとのこと。食堂にもたくさんの寄付された食料が積まれていましたし、ものの寄付だけではなく、だれもが調理場に入って料理を手伝ったり、食器を洗ったりして貢献できるとのこと。宗教に関係なく門戸を開いているということで、私のような外国人で宗教が違っても、こうして食事をいただくことができました。(といってもインド人の友人と一緒でないと中での振る舞いなども分からないので、入る機会もなかったと思います、)
寺院を出ると次はスーパーで買いだしです。大きなスーパーまるごとほとんどがインド関連のもので埋め尽くされていました。スパイス売り場は、日本のように小瓶ではなく、袋に入ったスパイスで一杯。
塩砂糖ではなくすべてスパイス
とても買いたかったのですが、いろいろな種類を買っても使いこなせないと思い断念しました。
野菜や酒類も売っていましたが、ロンドンセントラルの半分くらいの値段でした。
スーパーを出ると街を散策。行き交う人々はほぼ100%インド系の人たち。お店もインドのものを売るお店ばかりで、自分がロンドンにいることを忘れてしまいます。友人も、デリーにいるような気分だと言っていました。
道ばたでお菓子を売ってたり、たしかにインドっぽい雰囲気。映画館ではインド映画を上映しているし、サリー屋さんもたくさんあり、きれいにディスプレーされています。
お店をひやかしながら、1時間弱歩き回って、電車で帰りました。Paddingtonにつくと、別の国に来たような錯覚を覚えます。
実はインドへは行ったことがないのですが、インドの雰囲気は十分感じられたと思います。楽しい一日でした。
おまけ:シーク教について(Wiki)
こちらの映画の舞台でもあるそうです。
さすが旧宗主国・・・・
ハドスン夫人もチキンカレーがお得意のようですし、
ア○ン入りマトンカレーも出てきますよね。
そう言えばヴィクトリア女王の食事風景の写真に
ターバンを巻いたサーヴァントがいました。
ウィキペディア の説明で少数派のシーク教のターバ
ンがなぜインド人のイメージになったのか納得しました。
by みっちょん (2006-11-07 13:50)
私も断片的にしかシーク教のことは知りませんでしたが、今回思いがけず体験することになりすこしネットで読んでみました。日本にいると宗教的なことにかかわらずに生活してしまっていますが、海外で、特にさまざまな国から来ている人と交流するためには、宗教の基礎的な知識は必須だと感じています。身近なところでは、食事のタブーなど知らないと、へんなものを薦めてしまったり、お店の選択を間違ってしまったりするので、きちんと把握しておきたいものです。
by Tomo (2006-11-07 18:56)
うらやましー!私もインドしたいですぅ~。
昨日は、私も無性にインドしたくて一番館?とかいうカレーチェーンで食べました。1辛(いちから)で食べたのですが、相当カルカッタ(辛かった)です。実は10辛まであったのですが。3辛なぞ注文せず正解でした。
by 降龍十八章 (2006-11-09 10:55)
一番館ってCoco一番館って言いましたっけ?買ってきた唐辛子のピクルスを食べたら胃痛になりました。あれどうやって処分しようか考え中です。
by Tomo (2006-11-11 00:44)
COCOがついているかどうか、今度みてみます。
辛ければいいという問題ではありませんね。
by 降龍十八章 (2006-11-15 09:11)
辛いのは好きなんですけどね。唐辛子の中にスパイスがぎっしりで、食べた後、汗のにおいもスパイス臭かったような気がします。
by Tomo (2006-11-15 09:19)