ロンドンの風景:Hamstead Heath [イギリスのこと]
ロンドン北部のハムステッドヒースに行ってきました。
公園になっているのですが、都心にあるハイドパークやリージェントパークとはいくつかの違いがあります。
まずは森が中心であること。
手入れされた芝生はほとんどありません。さら地でも、草がぼうぼうです。
もう一つの特徴は起伏が激しいこと。ロンドンに限らずイングランドは山地が少ないので、高台からの風景というのはあまり馴染みがありません。タワーブリッジやロンドンアイから見るくらいでしょうか。
ここ、ハムステッドヒースの南側の高台からはロンドンが一望できます。
起伏が激しいので、1時間半ほど歩き回ったらかなり疲れました。
最近はだんだん日も短くなりつつあることを実感します。
ベンチがいたるところにあるのですが、すべて故人をしのんで寄付されたもののようです。故人が生前よく散歩していたり、小鳥にえさをあげたりしたお気に入りの場所に、家族が設置しているようです。一つ一つのベンチに故人の名前やその場所の思い出が刻み込まれています。
ベンチに座って故人の思い出に浸るというのも、素敵な時の過ごし方なのではないでしょうか。
公園の外にあったベンチは、寄付されたものではないようです。
ハムステッドヒースのベンチはいつまでも大事にしてもらいたいものです。
故人を偲んで送るあのベンチの習慣はすごくいいものですよね。
イギリスですごく好きになったものの一つです。
by Nanake (2007-08-29 18:34)
私が初めてイギリスに旅行に行ったときに、感銘をうけたのがこの”ベンチ”の習慣です。着いてすぐに訪れたキューガーデンで見ました。
無造作にいろんな方向を向いているベンチに不思議に思い、庭園管理の方に尋ねたら、「故人が好んだ場所に好きな位置で置いてあるんですよ。」といわれ、何てステキなんだ!と思いました。ベンチのメッセージも愛がいっぱいで胸が熱くなりました。(感動して、園内のベンチを全部チェックしたほどです!)
Tomoさん、私は庭園、公園好きなのでこれからも写真を載せていただけたら嬉しいです。行った気分になれますので。
by (2007-08-29 19:53)
>Nanakeさん
私もこれはよい習慣だと思いました。心ない人が傷つけたり、壊したりしないかちょっと心配ですが、そういうこともないようです。
>Madeleineさん
私もベンチのメッセージ、たくさん読んできました。ここが散歩コースのお気に入りだったとか、ここで小鳥にえさをあげたとか。実は、私の家の側の公園にあるベンチは若くして亡くなった人のものだったので、不慮の事故や病気で若くして亡くなった人を追悼して寄贈するものかと思っていましたが、今回見たベンチはそういうことはなく、90歳近くまで長生きした方々のものも多く、一般的な習慣なんだと分かりました。
あと2週間半の滞在ですが、また公園の写真取ってきますね。
by Tomo (2007-08-30 01:09)