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負けない交渉術 [読書(自己啓発)]

ニューヨーク州で弁護士をされている方が書いた交渉術に関する本。


負けない交渉術―アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える

負けない交渉術―アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える

  • 作者: 大橋 弘昌
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2007/01/19
  • メディア: 単行本



弁護士の方らしく、訴訟関連の事例を引きながら(そればかりではなく日常の出来事もでてくるので親しみやすいのですが)、具体的な交渉の方法論を書かれています。

アメリカでの事例が多いので、すぐにすべてを日本人同士で実践するには、若干のアレンジが必要かとは思います。しかし海外ではこれくらいの感じで考えておけばいいのだという感覚は分かったような気がします。

いくつか実践してみたいと思ったことなど。

「交渉はずうずうしく高いところからはじめる」
交渉は必ず譲歩するものなので、最初からぎりぎりの線を提示してはいけないということ。少し図々しくとも、落としどころよりも高いところから始める必要が分かりました。

「嘘はダメ、ただし真実をすべて伝える必要はない。」
嘘がばれたら、それ以降信用されず、交渉が成り立たなくなる。一方で、与えなくても良い情報を与えてしまうと相手に有利になるので与えない。

「最初のオファーは必ず相手にさせよ。」
相手に先にオファーさせれば、自分が考えていた物より良いこともあるから。さらに再オファーしてもらうことでより相手の本音が見えることもある。

「譲歩するときは、譲歩の幅を徐々に小さくする。」
譲歩幅を徐々に狭めていくことで、より有利な条件でまとまる可能性が高くなる。

他にもすぐに実戦可能(事例とともに語られるので可能に思えてしまいます)なテクニックが多くあり、参考になりました。


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