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一瞬の光 [読書(楽しみ)]

連続で白石一文さん。3冊目です。

一瞬の光

一瞬の光

  • 作者: 白石 一文
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 単行本

文庫本で読んだのですが、かなり厚くて読み応えがある長編でした。

この前に読んだ短編集の3作目に近い感じの企業ものですね。

主人公は東大卒のばりばりの橋田。社長の側近としてエリート街道まっしぐらで出世しています。

そんな彼が巡り会った香折は複雑な家族関係で心に傷をおった19歳の短大生。18歳年下の彼女と微妙な距離でつきあっていくのと、社内の派閥抗争が進行していくのが重なり、さらに社長の姪である瑠衣とのつきあいもあって、エリートの橋田の考え方や行動にも少しずつ変化が表れていきます。

最後の展開は「僕のなかの壊れていない部分」も少し彷彿とさせるのですが、あちらよりは全編にわたってサスペンスが多くて、ストーリー的にも楽しめる構成になっていました。

これまでになく主人公の橋田には感情移入できたように思います。最後の選択については考えさせられるところがありました。

ストーリーの面白さにつられて読み進めましたが、他の作品同様、読後に残るものがあったように思います。


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コメント 4

sora

おもしろそうですね。書店で探してみようと思います。

by sora (2009-06-21 21:55) 

Pace

ハイペースで白石さん読んでおられますね(’’)
by Pace (2009-06-22 00:01) 

Tomo

>soraさん、コメントありがとうございます。

結構長い作品ですが、あっという間に読めてしまいました。お奨めします。
by Tomo (2009-06-22 00:29) 

Tomo

>Paceさん、こんばんは。

3冊連続となりました。一応これで一段落です。(借りたのが3冊だったので。)でも、もう一冊はいかないといけないですね。
by Tomo (2009-06-22 00:30) 

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