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目立つ力 [読書(自己啓発)]

新年一冊目は勝間和代さんの本にしてみました。

目立つ力 (小学館101新書 49)

目立つ力 (小学館101新書 49)

  • 作者: 勝間 和代
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/10/01
  • メディア: 単行本

書店でタイトルだけ見たときは目立つための方法があれこれ書かれているのかと思っていましたが、ここで言う「目立つ力」というのはインターネット、特にブログの力を使って目立っていく方法論。私もこうしてブログをやってることもあり購入してみました。

前書きにもあるように、インターネットが普及した結果、「これまでマスコミの寡占となっていた、不特定多数へ向けた『自分表現』が、インターネットを使って通信費と端末費以外のコストをほとんどかけることなく、誰でもできるようになった」(P4)のは確かだと思います。こうしたネットを駆使した自分の見せ方を「立体名刺」と称していますが、これもとても分かりやすい表現です。

タイトルが「目立つ力」なので、ブログを中心としたネットを活用して目立つための方法論が書かれていますが、本書の肝は目立つことそのものを目的としているのではないというところ。 目立つことで「自分の達成したい戦略目標に対してリソース、つまり材料や方法論が集まり、仲間が集まり、人生を豊かにしていく」(P3)ことが目標だということです。

勝間さんご自身がネットの力をつかって、めだって、チャンスを得て、今のような立場を築き上げてきたそうで、そうした実体験に基づく、それでいて体系的にまとめられた方法論が本書では得られます。

まずは戦略が大事というのはなんでも一緒ですね。「ブログを中心としたインターネットメディア戦略は以下の5つの手続きで行っていきます。1.コンセプトを決める、2.目的を決める、3.コンテンツを決める、4.読者を想定する、5.差別化を考える」(P76)

振り返って、このブログにコンセプトはあるのか、と考えてみたのですが、あまり明確なものってないような気がしてきました。あえて言えば、「自分を成長させるためにいろんなことをやって、その記録をつけていこう」ということくらいでしょうか。従ってコンテンツも自分を成長させてくれそうなものはなんでも試して書いているといった感じです。読者を想定するのも大事なことなので、留学関連記事は留学を目指している人だったり、ホームズ関連記事はシャーロッキアンの人によんでもらいたいと思いつつ、最大の読者は実は自分自身を想定していたりするかもしれません。

勝間さんもこうしたブログの効用も認めていて、「自分と共有できるというのは、私たちは昔のことは忘れはしないものの、なかなか思い出せなくなってしまいますが、それを『言葉』というフックをかけて、つながるようにしておきますと、過去のことでもよみがえるようになり、思い出すことができる」(P86)とおっしゃっています。また、雑誌並みのクオリティの記事を書いていくことも重要ですが、「堅い話を低い頻度で更新するよりは、より日常的な気軽な気づきを共有し、そこに共感をもたらすほうが、ブログらしい」(P114)ということもあるので、こうした点も考慮しながらこれからも少しずつ書いていけばいいかとも思っています。

もう5年もブログを書いてきていますが、まだ戦略を定めて、目立っていくという段階ではなく、「とにかく魅力あるコンテンツを目ざしてブログに投稿を続ける、続ける、続ける」(P127)という段階なのかもしれません。付加価値の高いコンテンツはすぐには目指せないかもしれませんが、「書き手は体験しているが、読者は体験していないことを『代わりにやってくれてありがとう』と言ってもらえる内容」(P160)は目指して行けたらと思いました。

こんなブログですが、コメントをつけてくださる方もたくさんいますし、ブログでの交流をきっかけに実際にお会いできた方もたくさんいらっしゃいます。この点だけでも、ブログをやっていて良かったと思いますし、こうした交流については大事にしていきたいと思っています。改めてコメントをくださるみなさまに感謝です。

 


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as

私も自分のblogに明確なコンセプトなんて考えたこともありませんでしたね。でも、あえて言うならTomoさんと同じ、自分の日記をblogとして電子の世界に残している感じでしょうか。でも、やはりこのblogを通して知り合った人達との出会いはとても大切ですね。素晴らしい出会いに感謝です。
by as (2010-01-07 21:23) 

Tomo

>asさん、こんばんは。

実名で、仕事のこともかけるような立場ならまた違った展開もありますよね。そのへんの制約も若干あって、勝間さんほど活用できてないとkろもあると思います。
私もBlogを通じてたくさんの方と知り合えたのは財産です。
by Tomo (2010-01-08 00:02) 

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