ロスト・シンボル(上)、(下) [読書(楽しみ)]
出張に出る前に、空港の本屋で目に付いた面白そうな本や雑誌を買い込むのが習慣になっています。
今回も成田空港で本・雑誌をかなり買い込んできました。
だいたい自己啓発系、ミステリー、スポーツ系、といった感じで買っていますが、今回ミステリー部門で購入してきたのがダン・ブラウンの「ロスト・シンボル」。
「天使と悪魔」、「ダヴィンチ・コード」に続くラングドンシリーズの3作目となります。
前二冊はキリスト教が中心となっていましたが、今回はフリーメイソンにスポットが当たっています。そして何よりも読んでいて楽しかったのが、ワシントンDCが舞台になっていること。
ワシントンDCにはかれこれ8年くらい前に2年ほど仕事のために住んでいたことがありますが、そのときお馴染みの場所や建物がたくさん登場するので臨場感をももって読めました。とはいえ、行ったことのない建物もかなり出てくるし、知っていてもアクセスできない場所もかなり出てきて、住んでるときに読んでたらよかったですね。もしDCに行く機会があれば訪れてみたいです。
ストーリーですが、隠された歴史が明らかになったり、街や建造物に隠された暗号がたくさん出てきたりというのは、前作と共通します。展開もかなりスピーディーで、頭の中に映像が浮かんでくる、映画のような小説というのも共通するところでしょうか。(きっと映画化されるんでしょうね。DCの町並みが見られるなら是非見てみたいです。)
スケールの大きそうな事件に見えて、最後は意外と個人的なレベルで引き起こされていることが分かったりするのも一つのパターンなのかもしれません。
個人的には、ちょっと先が読めてしまったため、どんでん返しの爽快感は「ダヴィンチ・コード」よりはちょっと劣るものの、ワシントンDCの臨場感もあるので、かなり楽しめた本だったと思います。
フリーメイソンはこれまで2作で登場する秘密結社とは違う描かれ方をしているのはちょっと意外でした。かなり肯定的に描かれています。
しかし、これだけのことを調べて書くというのはかなりのエネルギーなのではないかと思います。次回作も期待したいのですが、また時間がかかるかもしれないですね。
今回の作品も映画化が決まったと何かで読んだ覚えがあります。きっとワシントンDCの街を舞台に、観客に知性と体力を求められる展開になっているんでしょうね。映画が公開されるまで原作を読むのを待つか、原作を読むか迷っているんですよね。なんせ、「天使と悪魔」は先に原作を読んでしまい、映画の出来に満足できなかったので・・・
by as (2010-07-06 20:35)
>asさん、こんばんは。
映画化がもう決まってるのですね。うーん、でも前2作の映画は、私もまったく楽しめませんでした。なので、映画化されても、映画館では見ないような気がしています。飛行機の中でやってれば見るという感じでしょうか。
本が映画並みの面白さ、ということなのでしょうか。
by Tomo (2010-07-07 01:09)