出発、リスボンへ [旅行]
日本に短期帰国するのですが、せっかくなので経由地にも何泊かしようと思っています。
ガーナから日本に帰る経路はいくつかあって、だいたいヨーロッパか中東まで飛んでそこから直行便で日本というもの。わたしも前回はロンドンに行って、日本に飛びました。
今回は昨年末に行って気に入ったリスボンに飛んで二泊、バリに飛んで五泊して日本に帰る予定です。
ポルトガルではまたしても料理を習ったり、エボラという地方の都市にも日帰りでいってみようかと思っています。
パリは美味しいものをたべて、美味しいワインを飲む予定。リールという街にも行って見るつもりです。パリはニジェールに出張に行った時以来かな。その時は乗り継ぎの一泊だけ。ゆっくりいったのはもうかなり昔のことなので、久々のフランスを堪能したいと思っています。
ただ、帰ってすぐに健康診断もあるので飲食は節度を持って…の予定。
あと一時間ほどでフライトの時間。前回に続いてTAPポルトガル航空。早朝着なので、明日元気に歩き回るため、機内でゆっくりと寝たいと思っています。
では、いってきます。
リスボン郊外の避暑地、カスカイスに行ってみました [旅行]
(まだ昨年末の旅行のことを書いています。)
リスボンについて3日目。翌日はガーナに帰るので実質的に最後の日となってしまいました。
初日にあちこち連れて行ってくれた大学院時代の友人が、この日リスボンから少し西に行ったところで用事があるので、よければ一緒にいかないかと誘ってくれました。そこはカスカイスという街で、古くからの漁港だったそうですが、19世紀に王室の避暑地になったという場所だそうです。おもしろそうなのでついて行ってみることにしました。
車で一時間かからないくらいで到着しました。どんな場所かと思ってましたが、なかなかポッシュな感じです。
夏には海水浴などもできるそうですが、さすがに真冬なので人もいません。
漁村だけあって、あちこちで漁具をみかけました。
かもめがいたりするのは海辺の街らしくて和みます。
町の方に入ると避暑地らしいしゃれた町並みになっています。
レストランも外で食べられるようになっていて開放的。夏にきたら楽しそう。
夏ではありませんでしたが、海の見えるレストランでビールを飲んでみました。
何か観光名所があるわけではないのですが、のんびり過ごすにはよさそうな街でした。夏に長期滞在してみたら楽しいだろうなあ。
リスボンの市電はノスタルジックだった [旅行]
一日目は友人におつきあいいただいて、ベレムに行ったり、ファドを見たりと、夜中までとっても充実した一日となりました。
リスボンについて二日目はのんびりとあちこち見て回ることにしました。
ホテルは少し北の方にあったので、テージョ川に近いリスボンの中心街へは地下鉄で向かいます。ホテルはサンセバスティアン駅の近くだったので、ここから街中のバイシャ・シアード駅に向かいました。
地下鉄駅を降りると、あたりは思ったよりはのんびりした界隈です。
おいしそうなパン屋さんが会ったので晩ご飯用にパンを購入。
そしてこちらがリスボンの中心地、アウグスタス通り、だったかな。友人が一番地価の高いところ、って言っていたような。
石畳が綺麗ですね。車は入ってきてはいけない通りのようで、歩行者で賑わっていました。
そして特に行く当てもなかったのですが、市電がなかなか情緒があっていいとの話を聞いていたのでとりあえず友人にもお奨めされた28番線に乗ってみることに。
車掌さんというか運転士さんの制服がなかなかかっこいいですね。
細い路地を走っていきます。坂道も多い街なので旧坂を登ったり降りたり。景色がその度に変わって面白い。
西の方の墓地の近くが終点でした。終点では一度降りてからもう一度同じ28番に乗ります。
帰りも景色を楽しみながらバイシャまで戻りました。
狭い道ですが車も同じ道を走っています。
これは教会でしょうか。有名なのかな。
ということで、今度は街の東側の坂の途中で下車して、とりあえず市電の旅は終了。そこからサン・ジョジュジェ城を目ざしました。
東京に住んでいたときは都内唯一の路面電車である荒川線沿線に住んでいたので、頻繁に利用していました。人々の暮らしている地域を建物ぎりぎりで通過する路面電車は普通の電車にはない楽しみがあると思います。リスボンでも短時間でしたが、楽しい乗車時間を過ごすことが出来ました。
路線によって車両の種類も違うようで、今回乗った28番はかなり年季の入った車両で、これも観光客に人気の秘密かもしれません。木で出来た柱や窓枠もなかなか情緒があるし、リスボンに行ったらどこへ行く当てがなくてもとりあえず乗ってみることをおすすめします。
ただ、スリは多いようなので混雑時はご注意ください。
リスボンの下町、アルファマを散策 [旅行]
リスボン到着日にあちらこちらに連れて行ってくれた友人。夜ご飯もおつきあいしてくれることになり、せっかくならファドを聞きに行こうということになりました。その友人の知り合いの音楽家(彼もとってもユニークで頑張ってる人なのでいずれ紹介したいと思ってます)に、いいお店を紹介してもらったのですが、電話をしてみると今日は満席とのこと。
そのお店はアルファマ地区という下町情緒たっぷりでファド酒場もたくさんある地域にあるということで、とりあえずそのアルファマまで行って見ることにしました。
リスボン観光:ジェロニモス修道院 [旅行]
ベレムの塔とエンリケ航海王のモニュメントを見た後はそのままあるいて少し内陸側にあるジェロニモス修道院へ行ってみました。
観光名所でもあるので入り口は長蛇の列でしたが、ベレムの塔でジェロニモス修道院とセットのチケットを買っていたため列に並ばずにすんなりと入ることが出来ました。
まずは建物の中へ。
ジェロニモス修道院は16世紀にマヌエル1世によって建設されたそうで、この時代独特の建築様式がマヌエル様式と呼ばれるようになったそうです。
天井のデザインも目を引きます。
祭壇というのでしょうか。奧の絵や天井の装飾も美しく圧倒されます。
この修道院はヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓を記念するものでもあったため、彼の棺もこちらの修道院内に安置されています。
建物の中から中庭に出ることが出来ます。この中庭の建築もすばらいいものでした。
中庭には回廊が巡らされています。
再度修道院の中に戻って二階部分も見学しました。
二階には
二階からの眺め。やはりこの柱がすばらしい。
建築を手がけたのはフランス人のボイタックという建築家だそうです。柱や窓枠などに見られるねじれたデザインに特徴があるそうです。
ヨーロッパに旅行に行くと、観光名所としてあげられているものの多くが教会だったりします。あちこちでこうした教会や修道院を見てきてはいるのですが、今回の旅行ではサグラダ・ファミリア教会に感動し、このジェロニモス修道院もさすがに大航海時代のポルトガルのその最盛期の王様がつくった修道院だけあって、華美で荘厳な内装に圧倒されました。
もう少し建築などの基礎知識があるとこうした教会などの建造物も楽しめるのだと思います。ちょっとこちら方面も勉強したくなってきました。
リスボン観光:ベレムの塔とエンリケ航海王のモニュメント [旅行]
夜行電車でリスボンに到着、早朝にチェックインした後は、現地の友人になんとか連絡を取ろうとスペインで購入したSIMを入れたiPhoneで通話やSMSなどを送りましたが、反応がありません。
最終的にはホテルに電話をしてもらって連絡が付きました。彼女はイギリス留学中同じ大学院で働いていて、今もロンドンで仕事をしているのですが、この時はクリスマス休暇と言うことで故郷のリスボンに戻っていたのでした。事前に連絡をとっていて、リスボンでの見所とか美味しいレストランなどを聞いていたのですが、この日はリスボンを案内してくれると言うことになっていて車でホテルまでやってきれくれました。
そしてまず連れて行ってくれたのがベレム地区。この地域には観光名所がいくつか固まっています。
ホテルがリスボンの北部にあったのですが、ジェロニモス修道院は西側に位置しています。公共交通機関で行くにはちょっと苦労しそうだったのですが、車で来てくれたのでとっても助かりました。
まず連れて行ってくれたのがTorre de Belemという要塞。
テージョ川を行き来する船舶の監視をするために建てられた塔だそうです。16世紀の建築物で世界遺産にも登録されています。
中も見学することが出来ました。
城壁の合間からはテージョ川が見渡せます。
柱の下にある彫刻ですが昔ポルトガルにつれてこられたサイがいたということで記念に残されているそうです。
残念ながらつれてこられてすぐに死んでしまったそうです。
窓からの眺め。
16世紀の建設と言うことですが石造りですし要塞的に使われていたと言うことでとてもよい状態で保存されているように見えました。
じつはなんとなくこの要塞、どこかで見たことがあるような気がしていたのですが、この後訪れたエンリケ航海王のモニュメントでそれがなにか分かりました。
川沿いに少し東に行ったところにあるのがエンリケ航海王の発見のモニュメント。
こちらは1960年に作れ等多比較的新しいモニュメントになります。大航海時代に活躍した人々の像がかたどられています。
エンリケ航海王、ヴァスコ・ダ・ガマ、フランシスコ・ザビエルなどもいます。
このモニュメントの傍らにポルトガルによる世界の「発見」の歴史を示した世界地図があります。
発見と行っても「ポルトガル」による、ということでポルトガル人が到達した年が書かれていました。
日本が発見されたのは・・・
1541年だそうです。鉄砲が伝来した1543年の2年前に到着していたんですね。
そしてベレムの塔で感じた既視感がなんだったのかここで分かりました。
これは西アフリカの一部なのですが、ここにかかれているMINAというのはガーナのエルミナのことだと思われます。
以前、エルミナに行ったときにポルトガル人が建てたという要塞を訪問しました。後に奴隷貿易の拠点となったところでもあります。
Elmina:Master of Life Blog:So-netブログ
エルミナに行ったときに書いたBlogです。
この時に見たエルミナの要塞がベレムの塔と同時代のものだったので既視感を感じたようでした。こうして訪問した場所同士ががこんなに昔に歴史的につながっていることを発見するという良い経験が出来ました。
リスボンのホテルはReal Residência [旅行]
まだ年末のスペイン、ポルトガル旅行の続きです。やっとスペインからポルトガルに入ったところ。
マドリッドからリスボンへは夜行列車で移動したため、到着は早朝となりました。
リスボンにはTrehhotelが停車する駅が二つあります。一つがサンタ・アポローニア駅。もう一つがオリエンテ駅。マドリッドからリスボンに入って先に着くのがオリエンテ駅、次が終点のサンタ・アポローニア駅となります。
ホテルの場所はどちらの駅からも地下鉄で一本のサン・セバスティアン駅の近くでしたので、どちらの駅でもよかったのですが、早朝と言うことも有り比較的近いサンタ・アポローニア駅まで行ってタクシーでホテルに行くことにしました。
途中で見たオリエンテ駅はモダンな作りの駅でしたが、どうやらこのあたりはエキスポの際に再開発されたと場所だそうで、パビリオン用に立てられたビルのみならずホテルやレストランなどもその頃にたくさんできたそうです。後日、友人に連れてきてもらいましたが、たしかに少し郊外の洗練された場所と行った趣でした。
さてホテルですが、マドリッドでは一泊だったのでタワーホテルで少し豪華な所にしましたが、リスボンは3泊するのでバルセロナ同様にキッチン付きのアパートホテルにしてみました。ホテルはReal Residênciaという名前で口コミも悪くありませんでした。
朝到着したのですが、部屋はもう空いていると言うことで早速チェックインして部屋に入ります。
中は仕切りがない広い作りで中央がリビング、左手にキッチン、右手にベッドルームという構成。
こちらがリビングとなります。
窓も広く取ってあってとても明るい部屋です。
窓からの眺めもなかなか。
窓側からドアの方を見るとこのような感じ。
テレビも大きめのが置いてありました。
この奧に見えているのがキッチンです。
そのキッチンはこんな感じ。
こぢんまりとはしていますが、冷蔵庫、電子レンジ、トースター、電気グリル台など必要なものがあらかたそろっていました。
ベッドルームも十分な広さ。
場所的に観光名所があるテージョ川沿いまでは距離があるのですが、地下鉄駅にも近いのであまり苦にはなりませんでした。そしてその地下鉄駅のそばにはデパートもあって、地下には食品売り場もあるので食材の買い出しも楽でした。
とはいっても地下鉄を使って街に出たのは1日だけでした。ロンドンの大学院時代の友人がちょうどリスボンに里帰りしていたので、3日の滞在のうち2日もおつきあいしてもらって、車であちこち連れて行ってもらえたのです。その話はまた後で書きたいと思います。
Trenhotelでマドリッドからリスボンへ [旅行]
マドリッドには到着したのが夕方で、ホテルにチェックインした後にサンミゲル市場に夕ご飯を食べに行きました。そして次の日はリスボンに移動だったのですが、夜行列車を使ったため夜まではかなり時間がある、ということでホテルをチェックアウトして荷物を預かってもらい、プラド美術館へ行ってみました。
ベラスケス、エル・グレコ、ゴヤなどの絵が充実していて一日ではとても見切れません。いずれ再訪してじっくりと見て回りたい美術館となりました。
そしていったんホテルに戻り荷物をピックアップして夜22時25分の電車に乗るためにチャマルティン駅へ。
マドリッドで「Hotel Eurostars Madrid Tower」に泊まる [旅行]
無事にマドリッドに到着するとまずはホテルへのチェックインをすることに。
駅からはタクシーを使いましたが、料金は思っていたほど高くなくて安心。ガーナでは場所を説明するのと料金を交渉するのでいつも苦労しているので、行き先を告げるとすぐ分かってもらえて、メーターに料金が表示されるシステムはとっても快適。
ホテルの場所は次の日の夜にリスボンに移動する夜行列車が出発するチャマルティン駅の近くにしました。
Eurostars Madrid Tower| Luxury Hotel in Madrid | 5 Stars Hotel Madrid
ユーロスターマドリッドタワーホテルのウェブサイト
バルセロナではタワーホテルの隣のアパートタイプに泊まっていたのですが、マドリッドはタワーそのものに滞在。かなりの高さに驚きました。まさにタワー。
実は五つ星だったんですね。一泊くらいは贅沢をするのもいいものです。(といっても料金はとってもリーズナブルでした。)
ただし、周りは新開発地域なのかがらんとしてだだっぴろい印象で、あまり歩き回るようなところはありませんでした。前の道も、ものすごく広いので横断するのも一苦労です。
チェックインもすんなりと終わり部屋へ向かいます。
入ってみると、期待通りとっても綺麗。
タワーだけあって、窓からの眺めも気持ちいいです。
ガーナに来て以来、ずっとシャワーだったのでバスタブがあるのがありがたかったです。
旅行中の宿選びっていろいろと考えてしまうところです。こういう綺麗ないいホテルに泊まりたいときもあれば、リーズナブルでそこそこ快適なところがいいときもありますし、仕方ないので安くて汚いところにとまることも。まあ予算と日程とで決まってくることではありますが、うまく組み合わせることが出来ると旅も楽しくなると言うもの。
今回はバルセロナ、リスボンと滞在型のアパートメントホテルにしたので、マドリッドはまた違ったちょっとリッチな(といってもこの設備にしてはかなり安いです)ホテルを堪能することができました。
バルセロナからマドリッドへ移動 [旅行]
バルセロナを堪能して次はマドリッドに向かいました。今回の旅行の中心はバルセロナとリスボンだったのですが、バルセロナからリスボンへは電車で移動。マドリッドから夜行電車に乗る予定にしていたので、せっかくだからマドリッドでも一泊してみることに。
バルセロナから電車に乗る前にお土産などを購入するために立ち寄ったのが「La Cuina d'en Garriga」というお店。良い食材があるそうで楽しみにしていました。
La cuina d'en Garriga
お店のウェブサイトです。絵が可愛い。
La Cuina d'en Garriga 【トリップアドバイザー】
Trip Advisorの紹介ページ。
この本は前にも紹介したこちらの本に載っていたもの。
- 作者: 秦 真紀子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2010/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
実は前の日に探して見つけていたのですが、クリスマスでお休みだったためバルセロナ出発間際の訪問となりました。
こちらでオリーブオイルやワイン、ポルトガルの友人のためのお土産などを購入。メトロで駅に向かいました。
電車は前日に予約をしておいたのですが、プリンタがないのでチケットをプリントできておらず。
Renfe
スペインの鉄道「renfe」のサイト。ここで時刻表を確認してチケットの購入もできます。
駅の券売機でチケットを印刷できるとのことだったのですがスペイン語表示のみで苦戦。
イタリア語に似ているので新規での購入は出来そうだったのですが、すでに予約してあるチケットをプリントするのをどうすればよいのか結局分からず。結局、窓口で予約画面を表示したiPadを提示してチケットをもらいました。
飛行場のチェックイン前にあるような機会で荷物検査をしてプラットフォームへ。こちらの電車に乗りました。
座った席は幸いなことにテーブルがついた席でした。上のお店で買ってきたサンドイッチと駅で買ったコーヒーで簡単なお昼。乗り物の中で食べるのって大好きです。機内食もいいけど、電車からの眺めを楽しみながら食べるのが一番好きかも。
車窓からの眺めを楽しみつつマドリッドを目ざします。
スペインって、結構荒涼とした土地なんだなあと思ったり。
3時間弱ほどでマドリッド・アトーチャ駅に到着です。
マドリッドはバルセロナと違って、寒さが身に沁みました。ガーナには冬物は持っていってなくて(必要ないですから・・・)、今回の旅行も簡単な上着だけ。バルセロナは問題なかったのですが、マドリッドは寒さのレベルが違いました。
マドリッドでは一泊して翌日の夜には夜行列車でリスボンに向かう予定です。