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「ホームズゆかりの地」案内:Meiringen 2 「ライヘンバッハの滝」 [ ┣「ゆかりの地」案内]

ホームジアン、シャーロッキアンにとってのマイリンゲン観光の目玉といえば、ライヘンバッハの滝。「最後の事件」のクライマックスで、ホームズとモリアーティ教授が格闘したところです。

ライヘンバッハの滝は、マイリンゲンの南側にある山並みのかなり上部に位置しています。

麓から滝の中腹まで、ケーブルカーを使って登ることになります。

こちらがケーブルカーの駅。

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「ホームズゆかりの地」案内:Meiringen 1 「ホームズ博物館」 [ ┣「ゆかりの地」案内]

マイリンゲンといえば、ライヘンバッハの滝。ライヘンバッハの滝といえば、ホームズと宿敵モリアーティ教授が「最後の事件」で格闘の末、落下したとされる場所。

ということで、ロンドンに次ぐホームジアンの聖地であるマイリンゲンまで行ってきました。

マイリンゲンにはホームズファン必見のいくつかの見所がありますので、何回かに分けて紹介したいと思います。

まず紹介するのはシャーロック・ホームズ博物館。

マイリンゲンの駅を出て、駅を背にまっすぐ進み、大通りを右に曲がります。右手にインフォメーションセンターが見えてきたら、すぐその先にホームズ像が出迎えてくれます。

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「ホームズゆかりの地」案内:Notting Hill Gate [ ┣「ゆかりの地」案内]

Notting Hill Gate Underground Station P30

ノッティングヒル周辺のホームズゆかりの地を紹介します。

近くにポートベロマーケットがあったり、レストランやお店も多いので休日は人でにぎわっています。変わったところではチャーチルパブなんていうのもあったりします。

1.Ladbroke Grove (Lower Burke Street), W11

「瀕死の探偵」
FSLの記載:
Although the name was modified, Ladbrloke Grove fits the lacation of Lower Burke Street. This is where Culverton Smith rented a house "in the vague borderland between Notting Hill and Kensington." In The Dying Detective, Smith was a well-known resident of Sumatra, and an expert on oriental diseases.

延原訳登場シーン:「それからそこに砂糖ばさみがあるだろう?それであの象牙の小箱をはさんでね、その紙のところへおいてくれたまえ。そう。それでいいから、ロワー・バーク街十三のカルヴァートン・スミスという人を呼んできてくれたまえ」
(中略)「聞いたことのない人だね」
「そうだろうね。君は意外に思うだろうが、この病気にもっとも精通している人物というのは、医者じゃなくて農園主なんだ。カルヴァートン・スミスはいまロンドンへきているが、スマトラでは有名な居留者だ。」

 

こちらがLower Burk Stと思われるLadbroke Groveの様子になります。

Sherlock's London Todayでは、ここではなくPeel Streetがだとしていますので、説が分かれているようです。

地図で見ると下のような位置関係ですね。Peel StreetはNotting Hill Gateの南数本下の東西に走る小さな通りです。2で登場するCampden Hill Rdが目印の東に縦に走っています。

Lower Burk Street(?)

2.Campden Hill (Campden House) Road, W8

「六つのナポレオン」
FSLの記載:
In The Six Napoleons, Campden House Road is where Lestrade said on of the Napoleon busts had been found. It had been broken into fragments, in the front garden.

延原訳登場シーン:「それで胸像はどうなりました?」ホームズは念いりに写真を見てからいった。
「あなたのお出でになるちょっとまえに報告がありました。カムデン・ハウス通りの空家の前庭で発見されたそうです。こなみじんになってね。これからそこへ行ってみるところですが、いっしょにいらっしゃいますか?」

Pitt Streetとの位置関係ですが「胸像の破片の発見されたという場所は、そこから二、三百ヤードしか離れていなかった。」と書かれています。位置関係を一応確認しておきましょう。(矢印の影で見にくいのですが、矢印がPitt Street、その西側に縦に走るのがCapmden Hill Rdです。)Pitt Streetについては、High Street Kensington駅編で紹介します。)

Pitt Street

3.Notting Hill

「ブルース・パーティントン設計書」
FSLの記載:
In The Bruce-Partington Plans, Mycroft sent Holmes a list of the biggest international spies in London: "Adolph Meyer of 13 Great George Street, Louis La Tothiere of Campden Mansions, Notting Hill, and Hugo Oberstein, 13 Caulfield Gardens, Kensington."

延原訳登場シーン:小物は多いけれど、こんな大事件を手がけるものはいくらもいない。考慮の価値あるものを列記すれば、ウエストミンスター区グレート・ジョージ街一三番のアドルフ・マイヤー、ノッティング・ヒルのカムデン住宅館のルイ・ラ・ロティエール、ケンジントン区コールフィールド・ガーデンズ一三番のフーゴ・オバーシュタインの三人のみ。



カムデン住宅館がどこか分からなかったのでとりあえず駅周辺の様子です。Sherlock's London Todayでは、前述のCampden Hill Roadのどこかにカムデン住宅館があったとしています。

最後にFinding Sherlock's Londonにはのっていませんが、次のシーンでノッティングヒルの名前が出てきます。

「バスカヴィル家の犬」
延原訳登場シーン:
「ふむ、密告した者にはたしか五ポンドの賞金が出るはずだったね?」
「そうでごぜえますだがね、五ポンドくれえに目がくれて、のどさかっ切られちゃたまったもんでねえでがす。こんどなア、ただのどろぼうと違えますで、人を殺すくれえ何とも思ってねえだからね」
「誰だね、いったい?」
「セルデンでがすよ、ノッティング・ヒルの人殺しの」
 その事件なら私はよくおぼえていた。あれは犯罪史上にも珍しい凶悪な事件で、手口がひどく残虐をきわめていたため、ホームズがとくに興味をもった事件だった。

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  これまで紹介してきた「ホームズゆかりの地」については、ホームページ「The World of Holmes」(管理人:みっちょんさん)の、「地下鉄駅を中心にしたホームズゆかりの地案内」のコンテンツで、リストにしてくださっています。みっちょんさんありがとうございます。 


現地探訪はこちらの本を基に行っています。(本文ではFSLと略しています。)

Finding Sherlock's London: Travel Guide to over 200 Sites in London

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  • 作者: Thomas Bruce Wheeler
  • 出版社/メーカー: Iuniverse Inc
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: ペーパーバック
 
延原謙氏の訳はこちらからの引用です。

新潮文庫 シャーロック・ホームズ全集

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  • 出版社/メーカー: インターチャネル・ホロン
  • 発売日: 1998/02/06
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その他に参考にしている本はこちら。

Sherlock Holmes in London: A Photographic Record of Conan Doyle's Stories

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  • 作者: Charles Viney
  • 出版社/メーカー: Smithmark Pub
  • 発売日: 1995/09
  • メディア: ハードカバー

この本は日本語訳も出ているそうです。

 

シャーロック・ホームズの見たロンドン―写真に記録された名探偵の世界

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  • 作者: チャールズ ヴァイニー
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: 文庫

原典にあたるときはこちらの新注釈付ホームズ全集を使っています。注釈があるので場所の特定に困ったときなど助かっています。

The New Annotated Sherlock Holmes 150th Anniversary: The Short Stories

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  • 作者: Arthur Conan, Sir Doyle, Leslie S. Klinger
  • 出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc
  • 発売日: 2004/11/08
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New Annotated Sherlock Holmes: The Novels: A Study In Scarlet / The Sign Of Four / The Hound Of The Baskervilles / The Valley Of Fear

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  • 作者: Arthur Conan, Sir Doyle
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  • 発売日: 2005/10/25
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「ホームズゆかりの地」案内:Lancaster Gate [ ┣「ゆかりの地」案内]

Lancaster Gate Underground Station P28

ハイドパーク北部にあるLancaster Gate駅周辺のホームズゆかりの地の紹介です。

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「ホームズゆかりの地」紹介:Paddington [ ┣「ゆかりの地」案内]

Paddington Underground Station P33-34

Paddington駅はロンドンの主要なターミナル駅の一つで、主に西部イングランド方面への鉄道が発着しています。OxfordやBristolもPaddingtonから出発でした。

ターミナル駅ではあるのですが、駅前に大きな道路があるわけではなく、近隣の商店もこぢんまりした感じで、落ち着いた雰囲気の場所にある駅です。EustonやVictoriaとはちょっと違います。

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「ホームズゆかりの地」案内:Edgware Road [ ┣「ゆかりの地」案内]

Edgware Road Underground Station P18-19

今回は、ロンドンの中心街であるオックスフォードストリートの西端を北に向かう通りであるEdgware Road周辺のゆかりの地を紹介します。

周辺はオックスフォードとはちょっと雰囲気が変わり中東系のお店が多い地域のようです。

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「ホームズゆかりの地」案内:Olympia [ ┣「ゆかりの地」案内]

Olympia Underground Station P31

KensingtonとHammersmithの間に位置するOlympia駅周辺のホームズゆかりの地を紹介します。Olympiaは地下鉄と鉄道と両方が走っています。名称はKensington Olympiaのようです。

周辺は閑静な住宅とオフィス街のようでした。

1. Olympia, W14

「最後の挨拶」
FSLの記載:
In His Last Bow, Von Bork was the ideal German agent for Great Britain. He was a sportsman, competing with the British aristocracy in sailing, hunting, and polo. He even matched them by taking a prize in The Horse of the Year Show at Olympia.

延原訳登場シーン:「生まれつきのスポーツマンさ。僕は心からそれを楽しんでいる」
「ではますます効果があがるわけだ。ヨットの競争をしたり、狩猟をともにしたり、そのほかポロにしても、彼らに対抗できないスポーツはない。わけても四頭立馬車ときたら、オリンピアで賞をとれるだろう。若い士官とボクシング試合までやったというじゃないか。勝負はどうだった? 誰も君のことをむずかしくなんか考えやしないよ。」

The horse of the year showという名前ではないのですが、International Horse Showというのが毎年Olympia Grand Hallで開催されているようです。こちらがその情報になります。

会場であるGrand Hallです。

ポスターの中にもHorse Showらしき写真がありました。

上記のサイトには70年代以前のホースショーの歴史が書かれていませんが、1906年から始まっているようですので、フォン・ボルグが出場することもできたと思われます。

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  これまで紹介してきた「ホームズゆかりの地」については、ホームページ「The World of Holmes」(管理人:みっちょんさん)の、「地下鉄駅を中心にしたホームズゆかりの地案内」のコンテンツで、リストにしてくださっています。みっちょんさんありがとうございます。 


現地探訪はこちらの本を基に行っています。(本文ではFSLと略しています。)

Finding Sherlock's London: Travel Guide to over 200 Sites in London

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  • 作者: Thomas Bruce Wheeler
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延原謙氏の訳はこちらからの引用です。

新潮文庫 シャーロック・ホームズ全集

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その他に参考にしている本はこちら。

Sherlock Holmes in London: A Photographic Record of Conan Doyle's Stories

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この本は日本語訳も出ているそうです。

 

シャーロック・ホームズの見たロンドン―写真に記録された名探偵の世界

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  • 作者: チャールズ ヴァイニー
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原典にあたるときはこちらの新注釈付ホームズ全集を使っています。注釈があるので場所の特定に困ったときなど助かっています。

The New Annotated Sherlock Holmes 150th Anniversary: The Short Stories

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  • 作者: Arthur Conan, Sir Doyle, Leslie S. Klinger
  • 出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc
  • 発売日: 2004/11/08
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New Annotated Sherlock Holmes: The Novels: A Study In Scarlet / The Sign Of Four / The Hound Of The Baskervilles / The Valley Of Fear

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「ホームズゆかりの地」案内:Angel [ ┣「ゆかりの地」案内]

Angel Underground Station P4

今日はIslington地域にあるAngel駅周辺のゆかりの地を紹介します。Angel駅の周りはしゃれたレストランやお店なんかもあり、若者の街といった雰囲気で、いつも人がたくさんいます。

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「ホームズゆかりの地」案内:Oval [ ┣「ゆかりの地」案内]

Oval Underground Station P31-32


今回もテムズ川南岸地域の一つであるOval駅周辺のゆかりの地を紹介します。

もう少し下ったBrixton地域はあまり治安が良くないそうですが、Oval駅周辺はきれいな町並みでそれほど危ない地域ではなさそうな雰囲気でした。

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「ホームズゆかりの地」案内:Kennington [ ┣「ゆかりの地」案内]

Kennington Underground Station P27

先日のロンドンホームズソサエティの南ロンドンツアーでも来ましたが、改めて紹介したいと思います。

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